RECRUIT BLOG リクルートブログ
2020.08.21

~試験勉強に励む受験生の皆さんへ~

皆さん、こんにちは!
太陽監査法人です。

本日から私たち太陽監査法人は、通年でブログを定期的に投稿していくことになりました!

この記事を読んで下さっている方の多くは、公認会計士試験の受験を控えている方や、簿記試験の合格を目指しており将来的には公認会計士試験の受験を予定している方かと思います。
今後はそのような『会計を学習する方々』に向けて、ブログを通じた有益な情報を順次発信していく予定です。どうぞよろしくお願いいたします!

また、既にご認識されている方もいらっしゃるかと思いますが、太陽監査法人は公式Twitterでも定期的に呟いています!こちらも、是非フォローしていただけると幸いです。

さて皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

今般の新型コロナウイルス感染症による影響で、新しい生活様式・在宅ワークが普及するようになり、皆さん対応するのに一苦労していたかと思います。

今年度の公認会計士試験については、第Ⅱ回短答式・論文式ともにスケジュールが延期となり、これに伴って今年の12月に実施予定であった第Ⅰ回短答式については中止となっています。
簿記試験についても、6月の試験が全面中止となりました。

今回、このような形となってしまったことで、急な学習環境の変化に対する対応が難しかったり、勉強へのモチベーションが下向きになったりしている方々も、少なからずいらっしゃるかと思います。

会計を学習することは、「無駄」ではなく「必要」なこと

ですが、どうか諦めずに継続して頑張っていただきたいと、願っています。
今、皆さんが取り組んでいる会計の学習は、決して無駄にはならないからです。

例えば、皆さんはある会社の責任者だとします。
その工場では、売上が伸びず、利益もほとんど出ていません。

そこで皆さんは、製品を顧客に売っている営業部門の人と、工場で製品を作る製造部門の両方の人の話を聞きました。

営業の人は、
利益が伸びないのは工場側でコストがかさんでいるからだ!コストを抑えてもっと売価を安くすれば、たくさん売れて利益も増える!」と言います。

対して、工場の人は、
ウチは高品質な製品なことが評価されているのだから、設備投資してもっと品質を高めれば高く売れて利益も増える!」と言います。

困ったことに、二人の主張は相反するものとなってしまいました。
さて、どうすれば皆さんはこの会社を立て直すことができるのでしょうか?

この会社の一番の課題は、誰も『会計的思考』を持っていないという点にある、と考えられます。

営業の人には、
「いくらで売ればどれくらい販売量が増えて、どれくらい売上が伸びるのか?また、原価をどこで削ればどれくらい利益が出るのか?」
というような、数字の視点がありません。

工場の人にも、
「その設備投資でどれくらい売上が伸びるのか、それは設備投資によって生じる追加的なコストをどれくらい上回るのか?」
というような、数字の視点がありません。

「その意思決定をすることで、会社の決算書(BS・PL)がどうなるのか?」を社内の共通認識として、話の目線を同じ高さにできるのが『会計の共通言語としての役割』であり、常にその目線で物事を考えられるのが『会計的思考』です。

簿記試験・会計士試験で会計の『基礎』を学び、合格して会計の『使い方』を学び、更に発展した『会計的思考』を身につけることができれば、より合理的な意思決定ができるようになるはずでしょう。

AI時代が到来したとしても、それが決して「会計を勉強しなくてもいい」ことの理由にはならない

最近では『AI(人工知能:Artificial Intelligence)』といった言葉が特に流行してきました。
AIは「高度な判断をする・できることを目的とした技術」であり、多くの仕事がAIに取って代わられる、とも言われています。

そのようなAIが浸透していくかもしれない時代において、

・行き当たりばったりで意思決定をする責任者
・会計的思考を武器に社内の目線を揃え、関係各所を納得させる意思決定ができる責任者

このうち、どちらが生き残るのかと問われれば、一目瞭然かと思います。

現代社会のビジネスは、現在進行形で多種多様になってきていますが、それに合わせて会計も昔に比べると極めて複雑なものとなってきています。そして、皆さんは今、そのような複雑化した最新の会計を学習されているはずです。

AI時代が到来したとしても、会計そのものがなくなることはまずありません。
そのため、会計が分かることは、あらゆるビジネスにおいて必要不可欠であり、数字で表される世の中の共通言語です。
『会計的思考』によって裏付けられた判断力を有する者は、必ず今後も重宝されます。皆さんが活躍できる場面は、大いにあります。

ですから、この先の働き方や環境の変化に恐れることなく、自信を持って前向きに会計を学習し続けて欲しいと、そう願っています。

太陽監査法人からの応援メッセージ

とは言え、皆さんは今、異例の環境・スケジュールの中で学習を強いられているかと思います。
頭では「勉強しなきゃ・・・」と分かってはいても、実際に行動に移すことって、簡単ではありませんよね。

ですが、逆に言えば、こんなに大変な環境でも頑張れる人は、とても評価されるべきだと、思っています。
状況変化に対応できる人は、試験への合格だけではなく、絶対に皆さんの将来的な強さにもつながります!きっと、これからの時代においても活躍が期待されます。

私たち『公認会計士』の集団である太陽監査法人に限ったお話をさせていただきますと、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、在宅ワークの対応を可能な限りを進めてきました。
しかし、クライアント側も同じ環境下であり、これまでとは異なる働き方を強いられていますから、従来の決算スケジュールに遅れが生じていたり、順調だった業績が落ち込んでしまったり・・・、といった苦難に直面しています。

ですが、そのような状況においても、クライアントに対して『会計の専門家』として寄り添いながら、企業を経営するために必要な体制構築に関する指導や、適正な決算書が作成されるように、一丸となって頑張っています。

皆さんも、この困難な状況に是非打ち勝って下さい!応援しています!!