

CROSS TALK 02
女性座談会
自分が“望む働き方”で働くために

松本 華奈
2014年入所
東京事務所 マネジャー
メンバーの育成など、今後は「マネジメント」に注力できる働き方にシフトしていきます。
2011年に非常勤として入所。2014年から常勤となり、上場監査、IPO、金融といった幅広い監査業務に従事。現在は、現場責任者として主に金融、飲食、派遣業等の監査に携わる一方で、コミュニケーション担当として間接業務にも携わっている。

海藤 千津子
2009年入所
東京事務所 パートナー
仕事も子育てもその時できることを全力で。「チャレンジ」を続けることがポリシーです。
大手監査法人、コンサルティングファームを経て太陽監査法人へ。入所以来、品質管理業務に従事し、昨年からサステナビリティ保証業務にも携わる。プライベートでは2005年に長男、2010年に長女を出産。育児と両立しながら独自のキャリアを築いている。

大平 春奈
2021年入所
東京事務所 スタッフ
経営者から会計士に転身。「セカンドキャリア」を築くための働き方を実践しています。
前職は会社経営者という異色の経歴をもつ。会計士に転身し、太陽監査法人に入所後は金融、飲食、不動産、ファンド等の上場監査のほか、IPO業務や学校法人のパブリック業務に従事。リクルートイベントでのメンバーとして間接業務にも携わっている。
男性が多い監査業界のなかでも、太陽監査法人の女性は生き生きと働いています。
それは、一人一人が望む働き方を実現できるから。
どのように成長を遂げ、ワーク・ライフ・バランスを大切にしているのか。
年次や経歴が異なる3人の本音に迫ります。


女性ならではの細やかさが
活かされる職業・活かせる環境
太陽に入所を決めた理由や女性から見た会計士という
職業の魅力を聞かせてください。
- 松本
- 私が太陽に魅力を感じた点は“人”でした。最初は、非常勤として入所し、チームの負荷を少しでも減らせたらと感じていましたが、そう思えたのも、職場で支えてくださった方々がとても魅力的だったからで、一緒に働きたいと思ったことが入所の決め手になりました。
- 海藤
- 私は最初、大手監査法人に3年間勤めました。退職後に長男の出産を経験し、その後コンサルティングファームで職場復帰しました。外から監査法人を見て改めて気づいたのが、仕事と子育てを両立させる環境が整っているということでした。
- 松本
- 確かに、太陽にもスキルアップを図れる研修プログラムや、柔軟な働き方を支援する制度がありますよね。
- 海藤
- それで再び監査法人に。知人の薦めで太陽に入所しました。以来、品質管理部に所属しています。法人内でのバックオフィス業務が中心なので、2人の子供を育てながらでも働きやすく、キャリアを積み重ねることができています。
- 大平
- 私は前職では通販会社を経営していました。会計士への転身を考えたのは、専門性が高く、潰しが効くと思ったからです。働く時間帯や非常勤を含めた雇用形態など、働き方を比較的自由に選べる点にも魅力を感じました。たくさん働きたい時期や、セーブしながら収入を得たい時期など、いろんなタイミングがあると思うので。
- 松本
- そう思います。結婚や出産、場合によっては介護など、ライフステージに合わせた働き方ができますし、資格をもっていることは長く働き続ける上でも有利です。それに、会計士の仕事は、女性ならではの細やかさが活きると個人的には思います。数字を扱うこと以外にも、クライアントやチームと協働する際は周囲への配慮や気遣いが必要だと感じます。
- 海藤
- 複数のタスクを同時並行で進める細やかさも求められますよね。チームのメンバーもクライアントごとに変わるので、いろんな人と上手くコミュニケーションをとることも大切です。
- 大平
- 入所する前は、会計士は個々で動くイメージが強かったです。
- 松本
- 実際はチームで動くことが求められる仕事ですが、入ってみないと中々分からない点ですよね。
- 海藤
- 会計士という職業の固いイメージからか、目指す女性が男性と比べるとまだまだ少ないですが、実は女性に向いている職業ではないかと思っています。
- 大平
- 私が太陽に決めた理由としては、私は監査業務に携わるなら、ある程度の規模がある監査法人がいいと考えていましたが、規模が大きすぎると自分の居場所がなくなるのではないかという不安があったからです。その意味でも、これから規模が大きくなり、組織とともに成長していける太陽がベストだと思いました。チャンスがある環境に惹かれた部分が大きいです。
- 海藤
- 太陽にはチャンスが多いと思います。比較的少人数の監査チームで様々な企業に携われるので、科目もたくさん任せてもらえますし、監査全体を早く見られるようになれるはずです。
- 松本
- 太陽は成長スピードが速いとよくいわれますよね。


望む働き方に応えられる
人の関係性と組織の柔軟性
働いてみて感じた印象はどうでしたか?
望む働き方ができているかも教えてください。
- 大平
- 期待どおりの働き方ができています。現在は上場会社の監査やIPO業務、パブリック業務にも携わらせていただいています。一つ一つの点だった監査業務が、つながって線になりつつある状況で、自分の成長を日々実感できています。
- 松本
- 現在マネジャーとして育成する立場にも立っているので、メンバーである大平さんの成長も支えていきたいと思っています。私自身も育てていただいたありがたみを感じているので。
- 海藤
- そういった関係性が働きやすさにも繋がっているのですね。
- 松本
- 私が感じているのは、距離の近さです。海藤さんをはじめ、パートナーとの壁を感じることなく話ができています。
- 海藤
- 大平さんはパートナーと話すことはありますか?
- 大平
- 事務所でお会いすると自ら声をかけてくださるパートナーもいらっしゃいます。スタッフの顔や名前を覚えようとされていることが伝わってきます。
- 松本
- 職階や年次を超えてフラットな関係性を築きやすいことは、太陽の大きな魅力だと思います。
- 海藤
- 私が太陽に入った時に感じたのは、自分がやりたいと思えば何でもチャレンジできるということです。実際、品質管理部では規程やマニュアル等の整備、研修、調査、相談対応、品質管理部門の運営管理、GTのグローバル会議への参加等、様々な業務をしてきました。昨年からは、品質管理部の業務以外に、サステナビリティ保証業務にも携わっています。ですから、仕事に飽きることもありませんね。
- 大平
- 海藤さんは、女性職員の活躍を支援する取り組みとして始まった『Women in Business』の発起人でもありますよね。
- 海藤
- きっかけは、リクルート活動の一環として開催している女性限定イベントに参加したことでした。リクルートイベントの準備のため、若手の女性スタッフの意見を聞く機会があったのですが、その時に、リモートワークの導入で、他の女性会計士と会う機会が少ないという悩みを持っている人が多いということを知りました。職階や年次を超えた女性会計士の交流の場として企画した懇談会が『Women in Business』の原点です。
- 松本
- 立ち上げまでのスピードがものすごく速かったですよね。
- 大平
- 私も、他の女性会計士ともっと会う機会が欲しいと打ち明けたのですが、その後すぐに、「Women in Business、始めました」というメールをいただいて、スピード感に驚きました。
- 海藤
- 女性に限らず、人生において働く期間は長いので、以前から誰もが働きやすい環境を整えたいと思っていました。懇談会形式を改めて組織化したのは、一過性のイベントで終わらせたくなかったからです。法人側も「ぜひ立ち上げてください」とすぐに受け入れてくれました。
- 松本
- 私はコミュニケーション担当者も務めていますが、女性特有の悩みを抱えている人も一定数います。気軽に相談できる知り合いが増える素晴らしい取り組みだと思います。
- 海藤
- 職員がどのような悩みを抱え、どうしたら楽しく働けるのか、気軽に話し合える雰囲気を法人全体として作っていけたらいいなと思っています。


多様性を受け入れる文化が
根付いている監査法人
最後に今後の目標や女性受験生の方へ
メッセージをお願いします。
- 大平
- 現在の目標は、監査全体をイメージできるようになることです。早く一人前になるためにも、未経験の業務にも積極的に携わりたいと考えています。
- 松本
- 私は今後、育成に注力していきたいという気持ちが強いですね。現場責任者としてチームメンバーを育成していくことで、自分自身の役割をシフトしながら、新たな業務にチャレンジしていきたいです。
- 海藤
- 私の場合は、現在準備を進めているサステナビリティ保証業務の実現をはじめ、新しい試みにチャレンジしていきたいと考えています。働き方や業務を選べる中で、私は子育てと両立しやすい品質管理部を選択したわけですが、バックオフィスでの働きもしっかりと評価され、パートナーとなっているところにも太陽の良さが表れていると思います。太陽には多様性を受け入れる文化があると思います。
- 大平
- それはものすごく感じます。私のように、前職が経営者というスタッフも採用されていますから。
- 松本
- 採用面接では、どういうパーソナリティーの持ち主かも重視していると思います。
- 海藤
- その人の年齢にとらわれず、人となりを見て採用するのは太陽の特徴ですよね。
- 松本
- 会計士という仕事の大変さも理解した上で、望む働き方で働ける太陽に魅力を感じる方と一緒に働きたいと思います。
- 海藤
- キャリアを築きたい人にも、ワーク・ライフ・バランスを大切にしたい人にも、様々な選択肢が太陽には用意されています。やりたいと思ったことに対しては、たくさんのチャンスが与えられる法人だと思いますので、特にチャレンジ精神旺盛な方にはお薦めしたいです。
Off time…オフタイムの過ごし方

- 自然の中でリフレッシュ(海藤 千津子)
- 休日はジョギングに励むなど、体を動かすことを心がけています。自然の中で過ごすとリフレッシュできるので、連休には家族や愛犬とキャンプをしたり、湖に出かけたりしています。いつか登山にも挑戦したいです。

- 自分の好きなことをのんびり楽しく(松本 華奈)
- 休日は、美味しいごはんとお酒を飲みながらのんびり過ごしています。また、今はなかなか遠出は難しいですが、長期休みには、ふらっと旅行に出掛けてリフレッシュしています。

- アウトドアスポーツを楽しむこと(大平 春奈)
- 夏は海でシュノーケリング、冬は雪山でスノーボートなど、リフレッシュしたい時はアウトドアでスポーツを楽しんでいます。今は遠出することが難しいので、休日は近場の海沿いを散歩して過ごすことが多いです。