CROSS TALK 02

地区事務所 中堅スタッフ座談会

会計士の人生を豊かにする太陽の「多様性」と「柔軟性」

札幌事務所

渡邊 瑞雄

2022年入所
スタッフ

大阪事務所

松森 翼

2020年入所
シニアスタッフ

札幌事務所

田村 知弘

2007年入所
パートナー 札幌事務所長

大阪事務所

山本 龍生

2022年入所
シニアスタッフ

九州事務所

向井 隆人

2021年入所
スタッフ(現:東京事務所)

地区事務所では、出身地や経歴が異なる職員が共に働き、
相互の理解や支援によって個々の成長やライフプランを実現しています。
根底にあるのは、多様な人材が柔軟に働くことを後押しする太陽の文化。
入所3・4年目の中堅スタッフにエピソードを語ってもらいました。

地区事務所に集う会計士の多様なバックグラウンド

太陽の地区事務所で働く魅力

田村
渡邊さんの地元は神奈川と聞きました。なぜ札幌を選んだのですか?
渡邊
大学卒業後に就職した会社の配属先が札幌だったことがきっかけで、札幌に移住しました。住んでみると通勤のストレスや家賃の不安もなく過ごせているので東京に戻る理由が見つかりませんでした。そんな中で太陽の札幌事務所を選んだのは、実際に就職前に先輩方と面談した上で、尊敬できる先輩方の近くで学べる少人数の環境が自分には合っていると判断したからです。
田村
なるほど。逆に札幌事務所長の私は渡邊さんに試されていたということですね。向井さんは地元がある九州事務所でキャリアをスタートされたと聞きました。
向井
事務所が地元の近くにあったことも選んだ理由の一つですが、決め手は渡邊さんと同じです。比較的小さな組織の中で働くことで、関与できる業務を増やして経験を積みかったからです。また、所長の近くで立ち振る舞いや苦労も垣間見ることができ、学べることが多いと期待しました。
田村
私も所長を務めていますが、人との距離の近さは地区事務所の特長といえます。大手から転職された松森さんと山本さんは、ご出身も勤務地も大阪ですよね。
山本
はい、大阪から離れて働くイメージが湧きませんでした。
松森
私も同じです。地区事務所の座談会ということですが、正直、大阪事務所が地区事務所という認識もありませんでした。
田村
大阪は規模も市場も大きいですからね。大手から太陽に転職されたのは何故ですか?
松森
向井さんと同じで、様々な業種や業務に関与して、多様な経験を積みたいと思ったことがきっかけです。前職ではクライアントの規模が非常に大きく、同時期に様々な業種の業務に関与することは困難でした。太陽の説明会に参加し、やりたい業務を希望すれば叶えられる監査法人だと思いました。
山本
私の動機も松森さんと似ていて、もっと会計士として成長し、実力をつけたいと思ったからです。会計士として大成するには、自ら試行錯誤して問題を解決していく修行期間が必要です。そのためには、太陽の規模感がちょうど良いと考えました。実際に主査として裁量を与えられる中で試行錯誤ができ、達成感や自身の成長を感じています。
田村
太陽は、基準やマニュアルは整備されていますが、機械的に当てはめるのではなく現場の監査チームが判断する余地が比較的大きいので、監査をしていて創造性を感じやすいですし、チャレンジにも寛容だと思います。

Iターン、子育て、大学院進学などあらゆる選択を受容する職場と仲間

働き方を変えられる柔軟性

田村
向井さんは現在、東京事務所に勤務されていますが、異動を希望されたのですか?
向井
はい。九州事務所での業務や働き心地には満足していましたが、同年代のスタッフが少なかったこともあり、自分の実力を測るモノサシが欲しくなり、目指したい会計士像を明確にするためにも、人材が密集する東京で働いてみたいと考えました。私の意思を尊重し、快く後押してくださった所長に感謝しています。
田村
異動して地区との違いを感じることはありますか?
向井
当然クライアントや監査チームの規模は東京の方が大きいですが、やるべきことは異動前と変わりませんし、東京でしか得られない知見だとは思いません。
田村
仕事の本質的な部分は同じだということですね。育児休暇を取得された方にも話を聞きたいと思います。山本さんはいつ取得されたのですか?
山本
去年7月に1ヶ月間、子どもが生まれる時に取得しました。当時主査を務めていたので難しいと思っていましたが、チームのマネジャーもグループ長も快諾してくださいました。妻にも一番辛い時期に寄り添うことができたので感謝されました。
渡邊
私は今年の2月後半から2ヶ月間、繁忙期の最中でしたが取得しました。事務所の皆さんには、半年以上前から伝えて事前に業務を調整してもらい、また、復職後もしばらく定時退社できるようにしていただきました。
田村
地区事務所は一つのチームのような規模なので、普段からコミュニケーションを取り合い、お互い様と言える関係ができていますよね。
松森
私は現在申請中ですが、マネジャーやパートナーも「お子さんをしっかり育ててきてくださいね」と声をかけてくださいます。上位の職階に3カ月間取得された方もいるので、若手も取得しやすいです。
田村
全国の拠点で根付いてきた風潮だと思います。渡邊さんは現在、法科大学院に通っているそうですが、仕事や家庭との両立は大丈夫ですか?
渡邊
バランスを柔軟に変えながら働けるので両立できています。司法試験に挑戦したいと考えているのですが、動機になったのは会計士としての価値を高めたいという欲求でした。
田村
法律の原理原則を理解していないと判断が難しい会計処理もありますし、法知識を有することは会計士として希少価値が高いと思います。

どの地区でキャリアをスタートしても高みを目指せる監査法人

個々で異なる会計士像

田村
皆さん多様なバックグラウンドと経験を持っていますが、今後はどうなっていきたいですか?
山本
現在はシニアスタッフとして主査を務めていますが、現場を一人で監督するまでに至っていません。独り立ちし、職階を上げることが直近の目標です。将来的には、マネジャーやパートナーを務め、自分の強みを発揮できる立ち位置を見出したいと考えています。
松森
私のキャリアの最終目標は、社外監査役として企業に求められる存在になることです。そのためにも、パートナーを目指し実績を積み上げていきたいと考えていますが、ただ仕事をするだけではなく、家族との時間も大切に仕事と家庭を両立していきたいと考えています。
田村
会計士にも様々な道があり、監査法人でパートナーを目指す人、キャリアを重ねる中で気づけば独自の道を歩んでいる人もいれば、企業内会計士や社外役員で事業会社の中で有識者として重用される人もいます。向井さんはどんな目標をお持ちですか?
向井
私は会計士として、何か看板を掲げられる高い専門性を身につけたいと考えています。具体的には、現在関与しているクライアントの大半がIFRS(国際財務報告基準)を導入しているので、好機と受け止めて積極的に学習しているところです。
田村
日本はIFRSの知識や経験のある会計士はまだまだ少ないので希少価値があると思います。渡邊さんはいかがですか?
渡邊
私が最終的に目指したいのは、一言で表すと万能なプロフェッショナルです。あらゆる士業の専門知識を統合し、クライアントが抱える様々な問題をトータルで解決できる自分になりたいです。
田村
皆さんの話を聞いて、目指すキャリアやライフプランは実に多様であり、働き方や環境を柔軟に変化させていることがわかりました。それを受容できるのが太陽の良さであり、どの地区でキャリアをスタートしても会計士として高みを目指せる監査法人だと思います。