皆さん、こんにちは!
私は東京事務所に所属しているシニア1年目です。
論文式試験合格後、新卒で『Big4』と呼ばれる大手監査法人の1つに入社し、100名規模の監査チーム(いわゆるメガクライアント)に3年ほど従事しました。その後、太陽監査法人へ転職し、現在は上場会社2社の主査を担当しています。

はじめに
このブログでお伝えしたいのは、
「大手監査法人と太陽監査法人のどちらが優れているか」ということではありません!
大前提、私自身それぞれに異なる魅力があると感じています。
両者の環境を一言で表すと、大手は『特定領域のスペシャリストを目指しやすい環境』、太陽は『幅のある会計士として成長できる環境』です。
法人選びに正解などありません。
大切なのは「どのような経験を積みたいのか」「どのような会計士になりたいのか」という視点です。
この視点を忘れず、周囲に流されることなく、自分の軸で就職活動を進めてほしいと思います!
そのための一助になることを期待して、
『The大手』といえる大規模チームと『太陽』の5~10名規模のチーム。その両方を経験した私が、実体験をもとにその違いをお伝えしていきます!
大手での経験
大規模な監査では、効率的に業務を進めるため、一人ひとりの担当領域が明確に分かれています。
100人以上の監査チームメンバーがさらに5~10名程度の科目チームに分割されていました。
例えば、有価証券チームに配属されれば、そこでは有価証券に関する内部統制、実証手続、注記の検討などを担当し、他の勘定科目や監査全体の業務に携わる機会は、殆どありません。
私の場合、3年間で担当した勘定科目は2つ、また関与したクライアントも1社のみでした。(若手のうちは、大量に送られてくる資料の管理や、200通を超える残高確認状をひたすら捌いたりすることも…)
当時は「監査を一周するには10年かかる」と言われていました。実際、監査計画の立案から監査報告書の提出までの一連の流れを理解するには、それだけ時間が必要となる環境だったと思います。
クライアントの規模が大きいと、1つの科目だけでも監査に必要な時間が多く、アサインがそのクライアントまたはグループ会社に限定されやすいのです。
大規模な監査での魅力とは?
ここまで読むとネガティブな印象を持たれるかもしれませんが、大手ならではの強みの裏返しでもあります。
特定のビジネスや規制、法制度、会計上の論点を長期間担当することは、その分野の知識や経験を深く積み重ねることができます。また、日本を代表するような大企業の監査に携わることは、国内外の複雑な取引や高度な会計上の論点に触れられる貴重な機会であり、大手ならではの魅力です。
つまり、
大手は「幅広く経験する」というよりも「一つの分野を極める」ことに適した環境だと感じています。

太陽に来た理由
特定の領域に特化した監査では、
皆さんが勉強している “監査論” や “財務会計” の知識ではなく、むしろ『その業界特有の商慣習や法制度の知識』が求められます。そのため、せっかく長い時間かけて学んできた知識を幅広く活かせる場面は、思っていたよりも限られていると感じていました。
また、補習所の同期や友人と話をする中で、自分との経験の違いを実感しました。彼らは既に様々な勘定科目や領域を担当しており、監査全体や手続に対する理解の深さに差を感じることがありました。
もちろん、そのまま同じ部署でメガクライアントではなく中小規模の監査を希望することもできたと思いますが、基本的に大手監査法人は、以下のとおり『事業部制』を取っています。

業種(自動車や商社など)や業務(パブリック・IPOなど)で分かれており、部門の垣根を越えて仕事することは難しいです。法人説明会などで「希望すれば入所後に色々なラインの仕事に関与できる」と聞けることもあると思いますが、実際に入所してみるとその難しさがわかるハズです。
当時の私は、一つの分野を極めるよりも、まずは監査全体を経験し、幅のある会計士として成長したいと考えるようになりました。その思いから、若いうちに主査を経験し、所属する部門にとらわれずに、多様な業種のクライアントの監査に携わることができる太陽への転職を決めました。
太陽は、業種や業務ごとに部門を分けておらず、複数の業種や業務に同時に関与することができます。
比較的小規模なクライアントが多いので、早い年次から主査の業務にも関与することができ、監査の全体感を把握しやすいことが大きなメリットです!
太陽でのキャリアがスタート
仕事の幅広さに驚かされる日々
入所後は、早くも10社以上のクライアントを担当し、固定資産や売上高、棚卸資産、税金など(考えうる科目全部ですね)を経験しました。

現在は、上場会社2社の主査をしていますが、監査計画の立案からチームマネジメント、クライアントとの打ち合わせ、監査結果の取りまとめ、監査報告書の提出まで、一連の業務を経験しています。
大手では「監査を一周するには10年かかる」と言われていたのに対し、太陽では3~4年目から主査を任されるケースも多く、4~5年くらいで監査全体の流れを理解できる環境だと感じています。
太陽の魅力って?
幅広い経験と若いうちから重要性の高い業務を任せてもらい、自分自身の仕事に対する意識が変わったと感じています。
何がどう変わったかというと、監査人としての『当事者意識』を、強く持つようになりました。
大手では多くのメンバーで分担しますが、自分の担当は全体の一部分になります。一方、太陽ではスタッフの頃から様々な科目・論点を担当することがあり、「自分たちの判断が監査意見を支えている」という実感を得られやすいと思います。
もちろん、その分責任も大きいため、ミスをすれば誤った財務諸表が世に公表されてしまう緊張感もあります。しかし、この緊張感こそが監査人として大きく成長する原動力になると感じています。
また、若いうちから経理部長・経営層との重要論点の議論に関わる機会も多くあるため、「なぜその会計処理が適切なのか」を相手に納得してもらえるよう説明する力も実務を通じて鍛えられました。
3~4年目からは早速、現場の主査を任されるケースがありますが、監査手続だけでなく、チームメンバーへの指示・レビューやスケジュール管理まで担当するため、自然とチームマネジメントやリーダーシップなど『プロジェクトを回す力』も鍛えられます。
一方、
「幅広い経験ができる」と聞くと「専門性は身に付かないのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、太陽では若いうちに幅広い経験を積みながら、その後は希望に応じて特定の業種や分野に軸足を置くこともできます。まずは監査人としての土台を築き、そのうえで興味がある分野の専門性を見極め高めていけることが、太陽の魅力の一つと思っています!
また、太陽では、例えスタッフであってもパートナーとコミュニケーションを取る機会が多く、かなり気さくにやり取りしてもらっています。業界で『準大手』というポジションでいながら、中小監査法人の良さも大事にしているためです。

監査法人のパートナーは、これまで十数年にわたって、監査だけに留まらず、アドバイザリー・外部出向・海外駐在・業務開発・制度設計・法人運営・・・などなど、様々な業務を経験されてきた、いわゆる会計士業界のエキスパートです。
そのような経験豊富なパートナーとコミュニケーションを取る機会が増えるということは、自分の成長機会も増えるということです!
太陽に向いている人
私の経験から、太陽は次のような方に向いていると感じています。
- まずは監査全体を理解し、その後に特定の分野に特化した経験を積みたい方
- 年次関係なく裁量を持ち、自ら考えながら仕事を進めたい方
- 多様な業種やビジネスに触れ、幅広い知識や経験を身に付けたい方
- 資本市場の番人として、自らの判断が監査意見に直結する責任感と緊張感を持って働きたい方
さいごに
「日本を代表する企業の監査を担当したい」
「一つの業界又は分野を徹底的に極めたい」
こんな方には、おそらく大手の方が魅力的に映るかもしれません。
一方で「多様な業種やビジネスに触れながら、幅のある会計士として成長したい」「監査全体を理解しながら、勉強で得た知識を生かしたい」という方にとって、太陽は非常に魅力的な環境だと思います。
私自身、太陽に来てからもう驚きの連続です。
毎日やりがいと成長を感じており、監査という仕事を楽しんでいます。
改めて、
法人選びに正解はありません。
大切なのは「どのような経験を積みたいのか」「どのような会計士になりたいのか」という視点です。
太陽には、一人ひとりの挑戦と成長を支援する環境があります。
少しでも興味を持たれた方は、ぜひイベントにお越しください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



