RECRUIT BLOG リクルートブログ
2025.08.26

職員紹介【名古屋】②

皆さん、こんにちは!
名古屋事務所 入所1年目 YT です。

私は2023年の論文式試験に合格後、1年近く他の監査法人で勤務し、2025年4月に太陽の名古屋事務所に入所しました。

はじめに


受験生の皆さん、論文式試験、本当にお疲れ様でした。
今でもあの3日間を思い出しますが、大変な思いをする試験だったかと思います。

さて、簡単に私が公認会計士試験に合格するまでの経歴を紹介します。


私は、名古屋大学を卒業後に関東の事業会社に就職し、経理部員としてキャリアをスタートさせました。業務を通じて会計に触れ、日々の伝票起票などの定型業務のみならず、経営層向けの資料作成など非定型的な業務にも関与していましたが、

「棚卸の立会に来た会計士の先生のようになりたい」
「もっと専門性を高めて、深さも広さもある仕事をしてみたい」

と、更なるキャリアアップを考えるようになり、退職をして試験勉強に専念しました。

試験勉強の過程においては様々な学びがありました。
私は実務経験があったため「少しは有利だろう」と考えていましたが、試験勉強の序盤でそのアドバンテージはなくなり、過去の私がいかに会計に関して深い理解をすることなく手を動かしていたかを実感しました。そのため、驕ることなく謙虚に試験勉強に取り組むようになりました。
また、試験範囲に関しては深さも広さもあり、インプットとアウトプットの質も量も求められ、日々計画的に学習する必要性を痛感しました。

試験勉強で学んだ内容や難関試験を乗り越えた経験は、今後、多くの方々と関わり、時には逆境にも立たされることがある監査法人では、大いに役立ちます!この試験を乗り越えた自分を、もう一度褒めてあげてくださいね。

他の監査法人での勤務を経て

研修~繁忙期


2023年の論文式試験の合格後、私は今の皆さんと同じく就職活動をして、他の監査法人の内定をいただきました。私が当時、就職活動をするにあたっての軸と考えていたのは、次のことでした。

「特定の業種に限定せず、幅広い経験ができる」
「若い年次から難易度の高い業務に挑戦できる」

私が合格後に入所した最初の監査法人は、上場企業のクライアントをベースに、組織構造も業種単位になっていないため、私の就活軸に合致すると考えて入所を決意しました。
その監査法人に入所後、約1か月の研修を受け、繁忙期とされる2024年4月に現場デビューしました。
そして、誰もが聞いたことがある上場企業の監査や、様々な業種の会社法の監査に関与し、期末監査の時期は、自分が就職活動で重要視していたものを満たせていた感覚は、ある程度ありました。

繁忙期後


いわゆる繁忙期とされる4~5月を乗り越えた後は、固定的に関与していくクライアントの監査チームへの配属が決定される時期になりました。

そこで私は、トップクラスの認知度や規模を誇る上場企業(C社)の監査チームに配属されました。組織から自分への期待を感じましたし、当時は嬉しく思っていたと記憶しています。また、大規模な上場企業であったため、1つ1つの取引金額が大きく、複雑な会計論点も含まれていました。

監査法人では、アルバイトのシフトのようなイメージで「この週はA社に往査、次週はB社に往査」と日々の業務の割り当て(アサインと呼ばれます)が決定され、それをこなしていく働き方になります。
C社に配属されてからは、非常にやりがいも感じていた一方、私は『特定の業種に限定せず、幅広い経験ができる』環境を求めていたため、次第に「3週間、ずっとC社のアサインか…」と感じてしまうことがありました。

大規模な上場企業だったので、大半の時間をそのクライアントの業務に従事することになるのは、無理もありません。また、残高確認状の発送や証憑突合などの件数も非常に多くなるため、「若い年次から難易度の高い業務に挑戦できる」ということも、実践が難しい日々となっていました。

太陽に入所してから

他の監査法人も知る身として


数ある監査法人の中から、転職先として太陽の名古屋事務所を選んだ理由のうち、大きな決め手になったのは2点あります。

まず1点目は、実務補習所の同期だった太陽の職員に前の監査法人在籍時の悩みを相談しました。その時に同期から太陽の話を色々と聞き、まず自分の当時の就活軸に合致する法人であることは間違いないなと思ったためです。
次に2つ目は、次の図のようにクライアント数・人員数が拡大しており、組織として成長を続けている太陽に身を置くことで、私自身も大きく成長できると共に、組織を成長させていくための会計監査以外の業務(例えば、このリクルートブログもそうですね)に早くから携わることができ、ビジネスマンとして多様なスキルを伸ばせると考えたためです。


この2点より、転職先として太陽を選択し、2025年4月に一員に加えていただきました!
(この経緯の詳細が気になる方は、ぜひイベントで直接皆さんとお会いした時にお話させてください)

ここからは、太陽に入所してからの話です。
太陽に入所後、以下のような割合で業務に従事しています。


入所後わずか3か月で、前の監査法人では経験がなかったファンドの監査やアドバイザリーといった幅広い業務に従事することができています!これは、事務所が成長を続けており、多種多様な業務に関与する機会があるからです。

もちろん、漫然と業務をこなしているだけで機会を与えてもらえるわけではないですが、割り当てられた業務をスピーディーにこなした上でマネジャーなどの上司とコミュニケーションを取りながら、よりチャレンジングな業務を割り振ってもらうことができます。
クライアントから信頼されることが重要な職業ですが、組織の中のメンバーに信頼されることも、また重要です。太陽に入って自分自身を大きく成長させたいと考えている方は、自分から仕事をもらいに行く積極的な振る舞いを大切にすることで、その成長速度を飛躍的なものにすることができると思います。

また、同じクライアントのアサインが何週間も続くことはなく、日々新鮮に業務と向き合えています。例えば、『SaaSで経理管理サービスを提供している上場企業の売上高の検証』、『海外の構成単位の監査人向けの資料作成』、『ファンド監査の計画策定』といったように、幅広い業務経験を1週間で積めた時もありました。

他にも、本来であれば後1~2年経験を積んだスタッフが担当すると考えられるような監査調書も、自分のアサインがスムーズに終わっていることを前提に作成を任せて貰えた時がありました。結果として業務の幅だけではなく、難易度の高い業務に挑戦したいという私の望みも叶っています。

太陽が「何もかも揃った法人だ!」と言うつもりはありません。
例えば、全体的なクライアントの規模やIFRS適用クライアントの数、所属の人員数などを求めるのであれば、大手監査法人への就職がより適しているかもしれません。
太陽にも他の監査法人にも、それぞれの良さがあり、それが自分にマッチしているか自問自答することが重要であると思います

対面コミュニケーションの重要性


太陽に入所してからは、業務の内容だけでなく事務所内でのコミュニケーションについても、自分の成長に寄与することを実感しています。

前の監査法人にいた頃、リモートワークが定着しており、監査チームのメンバー全員と対面で会う機会は限定的でした。太陽の名古屋事務所では、若手スタッフの出社が奨励されており、パートナーやマネジャーの方々も事務所出勤が多いため、対面でのコミュニケーションが活発です。

そのため、対面でのコミュニケーションにより業務内容をスピーディーに理解し、実施した業務に対しては適時にフィードバックを貰って、また新しい業務に挑戦して…、というサイクルを何度も繰り返すことができます。
このサイクルを幅広い業務で経験することで、効率的に多様な業務を習得することができ、日々成長を実感しています!

また、監査は一人で完遂できる業務ではなく、組織の内外とやり取りする機会が多いです。そのため、監査人にとっては『高いコミュニケーション能力』が重要ですが、上記の対面コミュニケーションの過程で自分自身のコミュニケーション能力も高めていくことができていると感じています。


さいごに


おそらく私がリクルートブログを書いているメンバーの中で、最も法人歴が浅いと思います。
そんな私ですが、太陽の名古屋事務所はマッチしているし、成長しつつも自由に働けている実感があります!

就職活動の時期は先行きが不安で、軸もブレやすくなりますが、何が自分にとって重要かを深く考えた上で、周りに流されすぎないこと!これだけは留意してほしいです。

このブログを通じて、皆さんが論文式試験後の就職活動について深く考えるきっかけになったら、同じ業界の先輩として嬉しく思います。私も大いに悩みましたし、皆さんも悩まれると思います。
その時に、もし太陽の名古屋事務所が選択肢になればHappyですし、我々の話を聞いてみたい方は、お声がけいただけると幸いです。一緒に国民経済の健全な発展に寄与しましょう!