業務・人を知る

Project Story
【3. IPO業務】

監査法人を志望する人に何かメッセージをと言うと、「自分は大学4年で合格して4年の冬に入所しました。12月決算の繁忙期から働き出して、大学の飲み会に参加した翌日、寝坊をしてしまい、当時のマネジャーからこっぴどく怒られました。直属のパートナーからも“あの時と比べると大人になったな”とまだ言われます。自分はそんな底辺からのスタートでしたが、人と人の距離が近くて、失敗しても見放されず、たくさんの素晴らしい方々に恵まれたおかげで、毎日が充実しています。気付いたらもう11年目になります。」と麻生さん。このエピソードを書いてもいいですかと尋ねると、「こういう先輩もいると、ぜひ書いてください」と笑います。

「早く上場したい」と
盛り上がっているIPOマーケット

学生時代から会社経営に興味があり、「会社が成長するための一翼を担いたい」という思いから会計士を目指しました。現在は、会社の足りない部分を補い、安定した経営ができるように、会社にとってプラスとなるアドバイスができる業務に携わっています。
監査法人でIPO業務は花形業務だとよく言われますが、花形でありながら泥臭い仕事です。上場を目指す会社は体制が整っていないことがほとんどで、それらを修正、指導するには大変なエネルギーが必要です。会社に納得してもらうまで根気強く頑張らないといけない仕事です。そのためには上場会社の監査経験は不可欠で、会社のあるべき姿を理解していないと指導ができません。
IPO業務のやりがいは、担当会社が上場を達成することですが、会社の体制が少しでも改善し、より良い経営を行えるようになっただけでも達成感を感じます。現在はIT、不動産、製造、小売などの様々な業種の監査を担当していますが、業種によってあるべき管理体制も異なり、毎日が勉強です。
私たちは、会社の体制が整っていない会社に対して、あるべき方向性を示す重要な役割を担っていますので、とても責任のある仕事だと思っています。

「IPOの太陽」には個人の力が必要。
社会に貢献していく企業を支えていく

太陽ではIPO業務に力を入れており、継続的にIPO案件を受嘱しています。企業がIPOを通して健全に成長・発展していくということは、「国民経済の健全な発展」につながるものであって、そのような企業を支援していくことが、太陽が担う役割であると思っています。IPO案件では、会社からの問い合わせが多く、間違った回答をすると会社に迷惑をかけてしまうため、現場担当者がしっかりと調べて正しい回答をすることが求められます。太陽では、比較的若い年次からそのような責任のある業務に携われることも魅力だと思います。私は、IPO案件の主査を経験して、成長できたと思います。クライアントに対するコミュニケーションでも、どのようにして伝えると納得してもらえて、対応してもらえるかなどを考えるようになりました。主査になると会社から直接クレームを言われることもあり、大変だと思われがちですが、ぜひ主査業務にもチャレンジして、公認会計士として成長していってもらいたいと思います。
就職の際にどの監査法人を選ぶか相当悩みましたが、11年間在籍してみて、当時の自分の選択は間違っていなかったと思います。会社経営に貢献したいという大きな目標がありましたが、様々な業務を経験できる環境があったため、公認会計士としても、一人の人間としても成長できたと思います。スピード感が求められるプレッシャーはありますが、任せてもらえる仕事が多かったし、会社に対してもあるべきカタチを指導できていると思います。

MESSAGE: 監査法人の資産は人。
柔軟に動けるのが魅力です

監査法人の業務や会計士の仕事は、将来AIに取って代わられると言われています。確かに定型的な処理業務はAIに移行すると思いますが、「会社のあるべき姿」を考えて提案してクライアントに納得してもらうことは、人にしかできない仕事です。
太陽は夢に向かって頑張れるフィールドがたくさんあり、柔軟に動けるのが魅力です。ここからがスタートラインなので、仕事ができる会計士を目標に精進してください。

IPOとは

約0.2%。これは日本国内の株式会社(約200万社)のうち上場会社(約3,700社)の割合を示しています。
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「株式公開」や「新規上場」と言われています。具体的には、会社が証券取引所において、第三者による自社の株式売買を可能とすることを指し、IPOを経てはじめて、東証等の株式市場で売買される株式となります。
企業にとっては上場することにより、直接金融市場から広く資金調達することが可能となるばかりでなく、知名度が上がり、社会的な信用を高めることができるといった効果もあります。また、IPOの過程では、業績ばかりではなく、会社のコーポレ一卜ガバナンスのあり方と向き合う機会となるため、継続的な成長を目指す基礎を築くことにもつながります。それゆえ、冒頭の数字が示すようにIPOを目指すということは会社にとって険しい道のりであり、証券取引所等の厳格な審査をパスする必要があります。しかしながら、毎年、合併や上場廃止により一定数の上場会社が減少することを考慮すれば、日本経済の健全な発展のためには、毎年、次世代を担う先進的な会社が世の中に出て、経済を活性化させていく必要があり、そうした会社を支えていくことが我々の使命です。