RECRUIT BLOG リクルートブログ
2024.10.24

就活体験記【東京】②

皆さん、こんにちは!
東京事務所 入所1年目 古山 明城です。
私は現在、大学4年生として大学に通いながら、学生非常勤として働いています。

はじめに


論文式試験、お疲れ様でした!

合格発表前の就職活動も終盤戦で、すでに希望業務や行きたい監査法人が決まっている方。まだ監査法人で働くイメージができておらず、なかなか気乗りしない方。色んな方がいらっしゃると思います。
ちなみに私は後者の方でした!(笑)

今回は、そんな皆さんのお役に立てるよう、
そして、太陽の雰囲気を少しでも感じていただけるよう、以下の内容をお伝えします。

1. 私の就職活動
2. 太陽に決めた理由
3. 実際に働いてみて

ぜひ最後までご覧ください!


私の就職活動


論文式試験終了後、私は中々やる気が起きませんでした。
そのため、就職活動に対して消極的で、とりあえず予備校主催の合同説明会に参加しましたが、大学生の私にとっては人生で初めての就職活動だったので、まずはリクルートスーツを買いに行くところから始まりました。

当時の私は、大手監査法人の名前すら知らずの状態でした。
合同説明会で周りの就活生がリクルーターに積極的に質問している様子を見て、「自分も本気で就職活動に打ち込まないとまずいかも」と焦りを感じました(ちなみに、私は全く質問とかできませんでした)

そこから就職活動に本腰を入れ始め、大手と準大手の監査法人の説明会は一通り参加しましたが、イベントに参加しただけでは各法人の違いがよく分からず、「何を基準に絞れば良いのか?」というところで非常に困りました。

そこで、イベントでリクルーターの方に、何を基準に監査法人を絞っていったのかを聞いてみることにしました。多くのリクルーターの話しを聞く中で、人それぞれの監査法人の選び方があるということを知り、徐々に自分自身の基準を見つけられたので、最終的に、

● 色んな業種・業務に携われるか
● 法人の雰囲気・居心地が良いか


という2点を監査法人選びのポイントにすることにしました。

大手・準大手・中小、それぞれに強みがありますし、法人ごとに特色もあります。そのため、私のように監査法人の就職活動が初めての方は、規模を問わず色んな監査法人の説明会に参加し、各法人のリクルーターとたくさん話すことをオススメします!

太陽に決めた理由

幅広い業務に関与できる!


ご存じのとおり、太陽では部門レスを採用しています。
このメリットは、グループごとに抱えているクライアントに大きな違いがなく、どのグループに所属しても、上場企業の監査、IPO業務、パブリック、金融…と、幅広く携わることができます。


今はまだやりたいことが決まっていない方、初めは業種・業務を絞らずに幅広く経験を積みたい方、監査をしているうちにやりたいことが変わる方は多いと思います。
一般的な部門制の組織では部門をまたいで仕事をすることは困難ですが、太陽は上記のとおり、部門を業種別に分けておらず、横割りのグループ制となっています。

つまり、
太陽では、部門異動しなくても、様々な業務を同時期に実施できます!

ちなみに、
太陽に限らず、準大手以下の監査法人は部門レスであることが多く、希望が比較的通りやすい傾向にあるとは思います。しかし、監査法人の規模によっては、

  • そもそも、その業務(業種)の案件を請け負っていない
  • あっても、案件が少なくて満足いく形で関与ができない


など、偏りが生じる可能性があります。

この点、太陽は業界5番手に位置しており、クライアント数は豊富なので、そのような問題が生じにくいと言えます。

雰囲気・居心地が良い!


太陽の執務室はフリーアドレスで、好きな席で業務を行うことができます。
執務室には同期や先輩方がたくさんいるため、別のアサインの業務中でも気軽に質問できる環境に惹かれました。(まだ執務室を見たことない方は、ぜひ見学しに来てください!)

また、太陽は売上高数兆円規模のいわゆるメガクライアントが多くありません。
その分、各クライアントの監査チームの人数が少ないため、若い年次から監査チームのコアメンバーとして、主査・先輩と積極的にコミュニケーションを取ることが求められます

が、たくさんのリクルーターと話している中で、太陽の人は優しそうな人が多く、安心して成長できる環境があると感じました。

「幅広い業務に関与でき、雰囲気も良い」


まさに、私にピッタリな法人だと感じました。

実際に働いてみて


ここからは、
私が実際に太陽で働いてみて感じたことをお話しします。

出勤日の柔軟性


私の1週間のスケジュールは以下となっています。

学生非常勤とは、読んで字の如く「常勤ではないが、大学等に通いつつ、週に何日か非常勤として働く勤務形態」です。太陽では、1年先までの勤務可能日を提出して日程調整が行われるため、働く日数については基本的に自分で決めることができます。

私は「遊びと大学、そして仕事をバランスよくやりたい!」という思いがあり、週3日で働いています。
ただ、早く業務経験を積みたい思いもあるので、夏休みなどの長期休暇で大学がない時期も、普段と同じく週3勤務でお願いしています。

「週4・5日バリバリ働きたい!」ということも可能ですし、「仕事はそこそこで大学生活をしっかり楽しみたい」ということも可能です。実際、両親の扶養から外れないように、少ししか仕事に入っていない同期もいます。

勤務時間に上限も下限もないため、自由に調整して勤務することができることが魅力です。

また、1週間の中で出勤する曜日を決める際、大学の履修登録が終わるまで確定させられなかったのですが、アサイン担当が直前まで待ってくれて、大学の授業を組んでから出勤日を決めることができたため、非常に助かりました。

大手監査法人で学生非常勤をしている友人の話では、基本的に出勤日の決定に関しては期限があると聞いたことがあります。太陽では、学生非常勤で働いている職員の数が少ない分、ユニット長や主査との相談次第で、直前でも柔軟に対応してもらえるという点が良い点だと思います。

学生であることへの配慮


学生非常勤としての働き方について、

  • どのくらい学生であるということを配慮してもらえるの?
  • 学生非常勤でも他の常勤の同期と業務内容に差はないの?

といった不安は、よく聞きます。

監査法人は、タスクベースで業務が割り振られるため、自分の分担に時間がかかってしまった場合、アサイン期間内に仕事が終わりきらないこともあります。
その場合には、自分の時間に余裕があれば残業で対応することもできますし、基本的に終わらなかった部分は先輩や他のチームメンバーが助けてくれます。

学業との両立が最優先であり、
残業や休日出勤は無いことが前提の契約のため、残業を強制されることはありません!


私はこれまで10社近くのクライアントに関与していますが、「自分の分担が終わりそうにないけど相談し辛い・・・」というような状況になったことはありません。
むしろ、主査や先輩スタッフから「進捗どんな感じ?」と聞いてくれることも少なくないです。

私は分担が定時内で終わらなかった場合、余裕がある時は残業で対応し、残業が難しい時は引き継ぎをお願いするようにして、無理のない範囲で働くことができています。

「学生非常勤と常勤で担当する業務に差があるのでは?」という不安に対しても、全くもって差はないと感じています。

もちろん、出勤が少ない分、経験している業務の幅は結果的に少なくなっているかもしれません。
しかし、「勤務日数に波があるから」「学生非常勤だから」という理由で雑務ばかり任されるということは決してなく、任される業務や責任は、常勤職員と全く変わりません!

作成する監査調書の質やクライアントとのコミュニケーションなど、仕事の質は常勤の人と同じ水準が求められますし、学生だからと言って甘やかされることもないです。

実際、会社の担当者に直接ヒアリングを行う機会も数多くあります。
少し前にIPO業務で往査した際には、会社の執行役員と計算書類の内容について議論する機会もありました。緊張から身構えてしまい、非常に戸惑いましたが、今思えば普通の大学生では絶対にできない、非常に良い経験だったと感じています。

私は、約半年ほど働いてみて、
学生非常勤は、働き方がアルバイトに近いだけの『専門職』だと感じています。

任される仕事やそれに対する責任は常勤職員と変わらないため、一般の大学生のアルバイトと比べたら遥かに高額な時給をもらっていることも確かです。
太陽に入所してからは、大学と仕事を両立し、専門家としてのスキルを成長させられているという面で充実した毎日を過ごせています。

お給料は、卒業旅行に使えるよう貯金しています!
今までは学生生活のほとんどを会計士試験の勉強に回し、アルバイトができていなかったので、高時給なことは大変有難い限りです(笑)。

これから学生非常勤として監査法人への入所を予定されている方には、是非このようなイメージを持って欲しいです。
学業との両立は問題なくこなせていますし、それほど心配しなくても大丈夫です!

入所してからの実際の業務内容


入所してから6ヶ月間の私の業務内容は、以下のとおりです。


私は主に製造業、通信事業及び建設業の上場企業の監査に関与しています。
上場企業の監査がメインであり、「幅広い業務に関与できてないのでは?」と感じられるかもしれません。
しかし、上場企業の監査でも業種などによって異なる部分が多く、自分としては満足しています。

例えば、
建設業の企業では、JV(ジョイントベンチャー)の預金口座に対する残高確認を経験しました。

JV・共同企業体制度とは、複数の建設企業が協力して1つの建設工事を受注し、施工するために結成される事業組織体のことを指し、単独では受注や施工が難しい大規模な建設工事に対応するためのものです。

通常、建設企業は単独でプロジェクトを進めますが、JVを組織することで、自社だけでは不足する資金力や労働力を補い合い、大規模なプロジェクトを遂行することが可能になります。


残高確認状の発送・回収コントロールを任された際に、クライアントの会社名義ではなく、JV名義で発送している残高確認状があり、

  • JVって、そもそもどんな組織なの?
  • JVの預金残高は、どのように会計処理するの?


といった疑問が生まれました。

結果としては、クライアントがJVの幹事会社(スポンサー企業)であり、JV名義の預金残高は当該クライアントでオンバランスされていましたが、試験では学習していない内容のため、戸惑いました。同時に、一言で『上場企業の監査』と言っても、多種多様であるということを実感しました。

JVは建設業特有の組織であり、組織体の構造や会計処理の方法も複数あるので、気になった方はぜひ業種別会計の本を読んでみてください!

1年目はすべてが新しい経験であり、上場会社の監査に多く関与していても同じ作業を何回もやっているという感覚は全くなく、むしろ日々新しいことを学んでいる感覚で非常に面白いです!


さいごに


太陽に入所して、本当に様々な業務に関与することができ、入所時と比べて確実に「成長している」と実感しています。

こうして充実した日々を送れているのも、就職活動の時期に様々な監査法人の説明会・イベントに参加し、自分が本当に行きたい監査法人に入所することができたからだと思っています。

大手監査法人のイベントしか参加していないという方!多いかと思いますが、大手だけではなく、準大手・中小の監査法人のイベントにも、ぜひ積極的に参加してみてほしいです。

そうすることで、思いがけないところで自分に合った法人を見つけられるかもしれません。また、色んなところで公認会計士のお話を聞ける就職活動は貴重な機会であり、今後のキャリアの参考にもなると思います。

悔いが残らないような就職活動となることを願っています!
ありがとうございました。