皆さん、こんにちは!
太陽グラントソントン・アドバイザーズ(GTA)パートナー 松下 周平 です。
自己紹介
2008年に太陽監査法人の東京事務所へ入所し、2015年から2021年まで太陽監査法人が提携しているグローバルファームGrant Thornton(GT)のフィリピン法人である『P&A Grant Thornton』に赴任していました。
帰国後はGTAへ転籍し、管理部門長として太陽グループにおけるアドバイザリーファームの拡大に尽力している他、太陽グラントソントングループ全体のグループ人事や駐在員をサポートするJapan Deskの一員としても業務を行っています。
会計専門家としてのキャリアを考えた時に、広く太陽グループ全体のことを大局的な視点から見て、人的資本が最も重要なこの業界において「太陽グループ内で働く皆が“より働きがいを感じながら”働いてもらうためにはどうすればよいのか?」を一年中考えることは、多様化している会計専門家のキャリアの一つとして面白いのではないか?
そう思ったのが、現在のキャリアを選ぶ決断をした理由の一つです。
GTA経営管理グループ業務
GTAでは、経営管理グループパートナー兼管理部門長として、ファイナンス、HR、リーガルと会社の運用を支えることに加え、経営企画機能としても、法人をより良くするための施策を検討しています。
その中でも、特に重要なロールが採用です。
基本的に、現在のGTAでは中途者採用しか行っておらず、一年を通して採用活動を行っています。太陽グループとしてアドバイザリー機能を強化しようという流れの中で、人を採用することを一年中考え続ける機能が必要で、私がGTAに転籍した際の最重要ミッションが採用でした。
GTAでの採用責任者としての経験が、
後のグループ連携促進を本格的に行う礎となっています。
太陽グループ人事業務
現在、私が最も多くの時間を費やしているのが、グループ人事業務です。
グループ連携についての詳細は後述しますが、グループ人事業務では、太陽グループ全体を使って、会計専門家としてどのようなキャリアを築くことができるのか?また、それを実現するためには、どういった施策・制度が必要なのか?ということを、日々検討・実行しています。
グループ人事業務というと、堅苦しく聞こえるかもしれませんが、私にとってはとてもやりがいのある仕事です。
太陽グループは、会計だけでなく、税務・経営戦略・M&Aなど、様々な専門分野を持っています。それらの分野を横断的に結びつけることで、お客様にとって最適なソリューションを提供することができます。そのためにはグループ内の人材の流動性や育成が不可欠です。
また、採用についても、現在太陽グループ全体としても行っており、太陽グループ各法人の採用力強化のため、各法人の成功事例の共有や、採用コンテンツのブラッシュアップなどを行っています。
採用は、会社の未来を決める重要な活動です。
太陽グループには、様々なバックグラウンドや経験を持つ人材が集まっています。私は、そんな人材の魅力を伝えることができるように、採用活動にも力を入れています。
太陽グループJapan Desk業務
そして、私のもう一つのグループ連携活動が、海外で活躍する駐在員のサポートになります。
Grant Thorntonでは、約20カ国にJapan Deskを持っており、日本企業向けの専門部署として、太陽グループから派遣された駐在員が活躍しています。
私は、元駐在員のメンバーとともに、駐在員のキャリア・生活のサポートを行っています。
例えば、駐在員が現地でJapan Deskを拡大するために必要な戦略や施策を、太陽グループとの連携を通じて提案したり、駐在員同士の交流や情報共有の機会を作ったりしています。また、駐在員の帰国後のキャリアや配置についても、駐在員の希望や太陽グループのニーズを考慮して検討しています。
グループ連携活動を始めたきっかけ
グループ連携活動を意識することになったのは、フィリピンへの駐在中でした。
日本では、法律の関係で監査法人・税理士法人・アドバイザリーファームと法人が分かれていますが、フィリピンでは、1つの法人の中に全てのサービスが存在しており、それぞれ部門で分かれています。そのため、部門間の異動が比較的簡単です。
例えば、監査部門から税務部門、アドバイザリー部門やアウトソーシング部門への異動が頻繁に行われていて、その結果多くの人が成長するのを目の当たりにしました。現在所属しているサービスラインから、他のサービスラインへ異動することで、より自分に合った業務に出会い、能力が開花するようなケースもあります。異なるサービスラインでの経験を組み合わせることによって、個人の長所を活かすことができるのではないかと思います。
太陽グループでも、同じように一人ひとりが目指すキャリア構築の機会を作ることで、より太陽グループに所属しているメンバーが成長することができ、結果として、太陽グループ全体としての拡大に寄与できるのではないかと考えました。
私自身、監査法人での監査経験の後に、海外駐在のチャンスを与えてもらい、また、帰国後にGTAへ転籍。その後は太陽グループ全体としての人材育成やJapan Deskと、いろいろな経験をさせてもらっています。多くのチャレンジを受け入れてくれた太陽グループで、グループ連携における成長を実感しています。太陽グループなら、この構想を実現させることができると信じています。
太陽グループであなたのキャリアをデザインしませんか?
太陽グループは、監査の他、会計、税務、アドバイザリーという3つの分野の法人が連携しています。この連携が、私たち会計専門家にとって大きな魅力であり、キャリアの幅を広げるチャンスでもあります。
私は、監査法人での経験を経て、海外駐在やアドバイザリーへの転身を果たしました。これは太陽グループが私のチャレンジを受け入れてくれたおかげです。前述のとおり、海外駐在の6年間は本当に貴重な経験でしたし、アドバイザリーでは新しいスキルや知識を身につけることができました。
太陽グループでは、グループ連携チームという組織を立ち上げて、各法人のメンバーが自分のキャリアを自分でデザインできるような企画を作っています。
例えば、各法人の従業員インタビューを動画や記事で配信することで太陽グループの業務や人を知ることができたり、グループ間の業務説明会や交流会を開催することで、カジュアルに他法人に所属しているメンバーから実際に話を聞くことができたり、グループ各法人の研修を相互に開放したりしています。
また、太陽グループ内外の出向制度や海外駐在制度を活用して、自分の思い描くキャリアを実現することもできます。もしくは、業務体験部屋という制度を利用して、他の法人の業務を気軽に体験してみることもできます。
さいごに
試験に合格し、これから会計のプロフェッショナルとして歩み始めるであろう皆さんに、ぜひ忘れないでいて欲しいことがあります。
様々な業務を行い、様々な経験をして、仕事が忙しくなってくると忘れがちになりますが、今皆さんが思っている「こんな会計士でありたい!将来はこんな会計士になりたい!」と言う姿を、常に意識してください。
今後、会計士が行う業務の幅は、今までよりも広がってくると思います。会計士である自身にとってどんなキャリアを積んでいくのかは、目指している姿に近づくためのモノであるべきです。
そう言う私も、常に意識できているワケではありませんが、少なくとも海外駐在やグループ人事活動等を経験できたことで、強く意識をするようになりました。これからも会計士として自分が考えるキャリアを実現するために、まだまだ色々な経験を積んでいきたいと思います。
私が太陽グラントソントングループに居続けるのは、私のそんなワガママを叶え続けてくれる法人だからです。
自分でキャリアを考えるきっかけを与えてくれて、こうなりたい!と思った経験を積ませてくれています。皆さんも、太陽監査法人から会計士としての自身のキャリアを実現しませんか?