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2024.08.29

職員紹介①【中国・四国】

皆さん、こんにちは!
中国・四国事務所 入所10年目 マネジャー 新田 一馬 です。

はじめに


論文式試験を受験された皆さん、本当にお疲れ様でした!

これから就職活動がスタートします。
地区事務所への就職を考えている方、

「地区事務所って実際のところどうなのかな?」
「やっぱり東京の事務所の方が成長できるのかな?」

と、不安に思っている方も多いのではないでしょうか?

私は、太陽の東京事務所に入所し、その後、地元広島にある中国・四国事務所に異動してきました。
この様な経験を踏まえ、地区事務所への就職を考えている人に少しでもお役に立てればと思い、自己紹介がてら、以下の3つの内容についてお話ししたいと思います。

1.地元で働くという選択
2.東京事務所と地区事務所の違い
3.中国・四国事務所の特徴


1.     地元で働くという選択

広島~太陽の東京事務所へ入所


私は広島で生まれ、高校までずっと広島で過ごしていました。
高校卒業後は東京の大学へ進学し、大学在学中に公認会計士の勉強を始めました。

苦戦しながらも無事、論文式試験に合格。
さて、就職活動はどうしようか?

ただ、この時点で広島に戻るという考えはありませんでした。
当時はオンラインの説明会などなく、周りに地区事務所で働いている人がいなかったので(東京に住んでいたので当たり前ですが)、地区事務所の情報が入手しづらく、自然の流れに身を任せて、東京で就職活動をしました。

大手監査法人の説明会も参加しましたが、太陽の東京事務所に入所した決め手は、
『横のつながり』を強く感じたからです。

当時の私はIPO業務に興味があり、法人説明会で若手リクルーターの方に太陽のIPO業務の状況など様々な質問をしました。漠然と興味を持っていただけなので、今思うと脈略のない興味本位の質問ばかりしていたのですが、その若手リクルーターの方は全ての質問に丁寧に答えてくれた後、

「自分よりもっとIPO業務の経験が豊富なマネジャーがいるから今すぐ連れてくる!」

といって、マネジャーの方を紹介してくれました。
そして、そのマネジャーの方と話をしていると、さらに上の職階であるパートナーの方も話をしに来てくれて、いつの間にか太陽に魅了されていました。

組織内の風通しの良さは、個人の成長に直結すると考えています。聞きたいことを遠慮なく聞ける環境で、自分が成長できるイメージを持てたので、東京事務所への入所を決めました。

コロナ禍を経て、中国・四国事務所へ


さて、ここまでどちらかというと東京事務所の宣伝が中心になってしまいましたが、ようやく本題です。
東京事務所に入所して5~6年が経ち、上場企業の主査(現場責任者)を担当するようになりました。クライアント担当者と会計・監査以外の話をする機会も増え、現場に行くのが楽しくて、充実した日々を送っていました。

しかし、コロナ禍の訪れにより働き方が一変。

働き方の多様性を受容する文化の醸成や、それを可能にするシステム面の整備が急速に行われました。そして、在宅勤務が増える中で「東京で働き続ける意義って何だろう」と考える時間が多くなりました。

私が仕事のことで迷ったとき、いつも考えるのは、

「誰のために仕事をするのか」


です。答えは十人十色ですが、私はクライアントのためだと思っています。
監査であっても、クライアントの立場に立ち、本当にためになるアドバイスを常に考えることが重要だと思いますし、そうしないと、監査はつまらないものになってしまいます。

そのような信念で今後も仕事を続けていくと考えたとき、「活動拠点は東京である必要性はない」という結論に至りました。
業務内容も、別に東京でしかできないことってほぼないですし、拠点を東京以外に置いたとしても、太陽は手を挙げれば東京の業務にも関与できる組織ということは、実際にそのようなケースを多く目にして分かっていました。

次の 2. 東京事務所と地区事務所の違い でもお話ししますが、地区事務所のクライアントは地元に根付いた企業が多いです。クライアントのために仕事をしたその先に、地域経済の発展を実感でき、それは自分や自分の家族にも返ってくるので、大きなやりがいになると思い、地元に戻って働く決断をしました。

「なぜ広島に戻りたいのか?」


異動希望を上司に伝え、人事部と面談を行いました。多くの人にも動機を聞かれました。
私の回答は決まって “何となく” です。(笑)

家庭の事情であればOKだけど、特別な理由がないとダメとか、動機が不純だからダメっておかしいですよね。どんな理由であっても、働き方は本人の自由ですから、その思いは尊重されるべきだと思います。

なので、あえて “何となく” を貫きました。
そして私の “何となく” に懸ける熱い思いが通じ、晴れて広島への凱旋が決まりました。

地元とはいえ、職場環境がガラッと変わるので最初は不安が大きかったですが、中国・四国事務所のみんなが温かく受け入れてくれて、スムーズに新しい業務に移行できました。

太陽監査法人では、私のように東京事務所⇒地区事務所や、反対に地区事務所⇒東京事務所といった拠点間の人財交流は盛んに行われています。お互いにイイ刺激になると思いますし、もっと増えていけばいいなと思っています。

ちなみに現在、広島駅ビルの建替え工事を行っており、2025年春開業予定となっています。
駅前の雰囲気は数年前から随分変わっていますので、就職活動でなくても、県外の方もぜひ広島に足を運んでください!

2.     東京事務所と地区事務所の違い


地区事務所への就職を考えている方で、東京との違いを気にしている方は多いのではないでしょうか?
どちらも経験した立場で、違い(共通点)を4つの観点でご紹介します。

①   待遇


まず、太陽は東京事務所と地区事務所で給与面の違いがありません。
(大事なことなので、最初に書きました(笑))

東京に住んでいた時よりも部屋は広くなったのに、家賃は下がり、その分いいお酒が飲めるようになりました。いいこと尽くしです。

昇進に関しても「地区事務所だから昇進が遅い」ことはありません。
東京事務所であろうが、地区事務所であろうが、前向きに業務に取り組んで成果を出している人は、年齢や性別にかかわらず、どんどん偉くなっていっています。

②   距離感


地区事務所は、パートナーと職員の距離感が近いことが最大の特徴ですね。
少数精鋭で全員の顔と名前が一致する規模感のため、誰かが悩んでいることや、仕事を抱え込み過ぎていることにすぐ気付けます。

パートナーやマネジャーが直接スタッフを指導することも多いですし、スタッフ間でも周りの誰かが気付いてサポートをしてくれる風通しの良さがあります。スタッフが直接パートナーに相談に行く、というシーンもよく見かけますね。

最近あったエピソードですが、
とある大阪事務所のパートナーが広島出張で中国・四国事務所近くのホテルに宿泊している時、若手もいるグループチャットに、

「これから晩御飯に行くので誰か一緒に行きましょう!」

と投稿していました。その時はタイミングが悪く、反応したのが私1人だったのですが、

「もっと来てくれると思ったー」

と言ってちょっと残念そうに笑っていました。

結果1人しか集まりませんでした、というオチなのでエピソードとしては微妙かもしれませんが(話を盛ろうかと思いましたが、ありのままを書きました(笑))、こんな感じでパートナー側からも積極的に若手に歩み寄ってくれる組織です!
私が東京事務所で感じた『横のつながり』や『風通しの良さ』は、太陽監査法人の軸となる部分であり、地区事務所でも共通しています。

つまり、東京事務所の良さをギュっと濃縮したのが地区事務所です。

③   成長


経験値や成長スピードという点で、東京事務所に劣るのでは?という不安の声を時々聞きます。
安心してください、大丈夫です!

確かに、東京事務所とはクライアント数が異なるため、クライアントの規模や業種に関して、相対的にバリエーションが少ないというのは、事実としてあります。
しかし、小規模~中規模のクライアントの監査を通じて、企業全体を見ることで、早い年次から監査の基礎を身に着けることができるというメリットがあります。

ちなみに、事業が多角化しているケースや海外に子会社があるようなケースだと、難解な論点が出てくる傾向がありますが、規模が小さい=監査の難易度が低い、は決してありません。

規模が小さくても、企業固有の難解な論点やリスクがあるケースは多く、そのような企業の監査に関与していると、早い段階から成長を感じることができます。

クライアントの規模に関しては、一長一短があるので、この辺りの考え方は、東京の大手監査法人と太陽監査法人を差別化する際のポイントにもなるかと思います。

業種、業務の多様性という点では、地区事務所でも幅広い業務を経験することができます。
上場企業や金融機関、学校法人の監査から、IPO業務など様々な業務があるため、部門レスで若い年次から多様な業務を同時に経験できるというのは、東京事務所と同様です。
クライアント数が多くても、1人で何十社も担当できるわけではないですからね。

もし他事務所でしかできない業務があれば、事務所間で連携し、希望業務を行えるようにサポートします。なので、地区事務所にいるから業務が制限されるといったことはありません。

どんな環境でも、大事なのは “成長したい” という意識を強く持ち、アクションを起こすことです。
そのために、最大限のサポートをします!

④   地元に根付いた企業の監査


先ほど少し触れましたが、地区事務所のクライアントは、地元に根付き、地域経済への発展に貢献している企業が多いのが特徴です。
企業の成長が地域経済の発展にも繋がるため、自身の成長とともに、企業の成長を実感すると嬉しくなります。それが地元であれば、なおさらやりがいにも繋がりますよね。

自分の出身高校や出身大学の監査に携わる、というケースも珍しくありません。
まさに、公認会計士法の第1条「国民経済の健全な発展に寄与する」という使命を実感できる環境だと思います。

3.    中国・四国事務所の特徴


最後に、現在私が所属している中国・四国事務所の特徴をお話しします。
昨年の7月に引っ越しをしたばかりで、JR広島駅から徒歩2分の好立地にある、広島JPビルディング12階にあります。(2025年春に広島駅と直結となる予定です!)

【昨年の今頃】
2階テラスのここが駅に直結します

【2024年7月】
残念ながらまだ通れませんが、
かなり工事が進んでいますね!

現在、中国・四国事務所の職員数は20名程度です。
また、これまでお話しした地区事務所の特徴に加え、中国・四国事務所は対象エリアの広さに大きな特徴があります。近隣の九州事務所とも連携し、人によっては中国、四国、九州エリアを担当しています。

実際に私は、
広島、愛媛、福岡、熊本の企業を担当しており、西日本を飛び回っています(時々、大阪にも行きます)。

クライアント割合は以下のとおりです。上場企業、パブリック(金融機関や大学法人など)、IPO業務と幅広い業務がバランスよくあるのが特徴です。
「事務所が小さいと、IPO業務ってないんじゃない?」というイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、若い年次からIPO業務も担当できます!


さいごに


いかがでしたか?
地区事務所で働いてみたい!と考えている方々の不安が少しでも和らげば幸いです

法人説明会では、ブログだけでは伝わらない事務所の雰囲気なども感じ取れると思います。少しでも興味を持ってくれた方は、ぜひ参加をお願いします!
ご希望の方はマイページからの登録、またはお電話/メールにてお問い合わせください。

中国・四国事務所では、
論文式試験後の 9月9日(月)、27日(金)に法人説明会の開催を予定しています!
また、個別相談会(対面/オンラインいずれも可能)も、ご希望に応じて随時開催します!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
皆さんの就職活動が納得のいくものになりますよう、心から応援しています!