皆さん、こんにちは!
太陽有限責任監査法人です。
今回から2回の記事に分けて、太陽監査法人について紹介していきます。
第1回は、太陽の魅力や特徴などのミクロ的な内容を説明し、業界順位等のマクロ的な部分は、第2回で説明します。
いきなりですが、
皆さんは会計士の実際の仕事を、どのくらい知っていますか?
監査論を勉強していて、
- 保証業務(監査)と、それ以外の業務(アドバイザリー等)があること
- 批判的機能(数値があっているか検証できる力)と、指導的機能(会社を善い方向へ導ける力)があること
あたりは、なんとなく知っていると思いますが、会計士の実際の仕事を現時点で具体的に想像することは、難しいのではないでしょうか?
今回のブログでは、太陽監査法人で働くことで、どのようにして皆さんが『プロフェッショナル』となっていけるのかについて、お話していきたいと思います。
まず、太陽監査法人に入った職員1年目の仕事を一言で表すと、
IPO×○○ です。
この『○○』には、指導的機能を発揮するための基礎作りとなる上場企業への関与が当然に含まれますが、それだけではなく、金融・パブリック・IT監査・アドバイザリー・国際業務・・・など、あらゆる業種・分野が入ってきます。
そして、IPO業務とは、「これから上場したい!」というベンチャー企業を支援するために強く指導的機能を発揮する業務を指しています。
太陽監査法人では、入所して1年目から、ほとんどの人がこのIPO業務に関与しています。
そして、1年目~3年目の間は「IPO業務には必ず関与しつつ、その他あらゆるクライアントを同時並行で経験する」ことができるのです。
この若手スタッフ時代における経験は、皆さん一人一人が個人として活躍できる会計士としての成長ドライバーであり、他のどんな組織にもない際立った特徴となっています!
次は、太陽監査法人がそのような素地となっている理由について、詳しく説明していきます。
太陽の文化・ポリシー
なぜ、太陽監査法人では IPO×○○ で色々な業務を経験してみるのか?
まず、IPO業務はベンチャー企業の管理体制を “上場に耐えうるような高い水準” まで整えることが目的の一つとなっています。そのため、一般に皆さんが想像するような上場企業の監査に比べて、指導的機能を発揮する場面が多い業務と言えます。
IPO業務では、スタンダードな上場企業の監査と比較して、クライアントからより多くの相談を受けるという特徴がありますが、クライアントから相談された場合には、自分で調べ、監査チーム内でも相談・議論を重ねたうえで、回答を提示します。
日頃から、何気なく完成された内部統制や、既に前期調書で検討された会計論点の監査をしているだけでは、意外と自分の無知さに気が付く機会が意外と少ないものです。
会計士試験の勉強の中でも、テキストを読んで例題を解いているだけでは、実際の試験問題で点を取ることは難しいと思います。
小テストや答案練習で “問い” を投げかけられて初めて、自分の知識の足りなさ・応用力のなさに気が付いた方が、多いのではないでしょうか?
IPO業務では、クライアントから質問を受けて回答する機会や、クライアントを指導する過程で、「あるべきってなんだろう?」というのを振り返ることができ、それが皆さんの真の成長につながるのではないかと、考えています。
太陽監査法人では、そんなIPO業務に1年目から関与できるよう、調整しています。以下のグラフから分かるとおり、太陽監査法人の若手スタッフは8割以上がIPO業務に関与しています。
若手がここまで高い割合でIPO業務に関与できている理由は、
「IPO準備企業が行っている事業は、将来の日本の礎になる革新的ビジネスであるため、積極的に支援しよう」という法人としてのポリシーがあり、法人の規模に比してクライアント数が豊富にあるからです。
また、「IPO業務を通じて経験できることが、後の会計士人生の中で大いに役立つ」と、私たちは考えています。
次に、IPO×○○ の『○○』の方についてお話しします。
会計士の仕事は、様々です。
上場企業の監査と言っても、サービス業・製造業・卸売業・小売業・情報通信業・運輸業・倉庫業・建設業・不動産業・・・など、多岐の業種にわたっていますし、
他にも特殊性の高い専門的な分野として、銀行・証券・信用金庫・投資法人・ファンドなどの金融分野や、学校法人・医療法人・社会福祉法人・官公庁・独立行政法人などのパブリック分野などがあります。
皆さんは、これからの就職活動の中で、
「そんなに色んな仕事があるんだ!」
と徐々に知っていくことになりますが、
仕事の特徴や経験談を聞いてみて、
「この仕事、何となく面白そうだな」
という感覚を持ったとしても、
実際にその仕事が面白いかどうかは、やってみるまでは分からないというのが普通だと思います。
物事は「やってみて初めて分かること」が多くあります。
せっかく無限の可能性のある会計士になったのだから、最初から選択肢を絞らずに色々と経験してみて、チャレンジしていく中で自分の好きなことや得意なことを見つけていこうよ!というのが、私たちの考え方です。
若手のうちから同時に様々な業務に関与し、
自分の好きなこと・得意なことを見つける。
そうして見つけた好きなこと・得意なことで、スペシャリストになるのもよし!
そのまま多様な業務に関与し続けて、ゼネラリストになるのもよし!
また、IPO業務は若手のうちに必ず関与できますが、それを続けなければいけないワケでもありません。
太陽監査法人は「自分の好き・得意」を仕事にしたプロフェッショナルが、たくさん所属している組織です!
次に、このような太陽監査法人の素地を支える組織構造・業務体系について、詳しく説明していきます。
太陽の組織構造・業務体系
なぜ、太陽監査法人では多様な業務に関わることができるのでしょうか?
その理由は、組織構造・業務体系の特徴にあります。
一般的な監査法人では、以下のような組織体制を取っています。
対して、太陽監査法人では、以下のような組織体制となっています。
一般的な組織体制の場合、業種別に部門が分かれており、部門を跨いで仕事をすることは、なかなか柔軟にはできません。
一方で、太陽監査法人では、組織を業種別に分けておらず、横割りのグループ制となっているため、多様な業務を同時期に実施できるようになっています。
例えば、皆さんが第1監査グループに配属された場合、上場企業の監査はもちろんのこと、IPO準備企業・ファンド・学校法人…など、様々な業種・分野の監査に関与することができます。
これは、第2監査グループ等、他のグループに配属された場合でも、全く同じです。
このような組織体制であり続けられるのは、“唯一独特” の規模感を誇る準大手監査法人として、部門を分ける必要がなく、かつクライアントは豊富に有しているという、業界の中で特殊なポジションにいるからです。
※ 上記のグループ制は、東京事務所(計4グループ)・大阪事務所(計2グループ)としての制度であり、地区事務所はグループ制をとっていませんが、部門が分かれていないことは共通しており、「色んなことを同時に経験できる」ことに変わりはありません。
さいごに
クライアントの相談事項には、色々なものがあります。
会計処理に困っているかもしれないですし、社内のルール決めや、組織運営・ガバナンス周りで困っている場合もあるかもしれません。
このようなクライアントの悩みについて、“頼られるプロ” として対応できるか否かは、どれだけ色んな場面で仕事をしてきたか(場数を踏んできたか)ということが重要になってくると考えています。
会計や監査の基準も、実務では一生懸命に覚えるものではなく、クライアントからの相談をきっかけに深く調べて『検討』するという経験を何度も何度も重ねることで定着していくものだったりします。
様々な業種・分野のクライアントに関与し、発展途中のIPO準備企業も見ながら、しっかりした上場企業も見ることができる。
そうした環境で仕事をすることにより、ある日クライアントから持ち掛けられた相談ごとにも、瞬時に対応することができるのではないでしょうか?
以上、太陽監査法人ではどのようにして『プロフェッショナル』となっていくのかについて、紹介してきました。
皆さんも、IPO×○○ で自分の可能性を伸ばしつつ、アナタだけのキャリアを歩んでみませんか?
次回は、
業界順位・監査品質など、太陽監査法人のマクロ的な部分について、説明していきます!