RECRUIT BLOG リクルートブログ
2023.10.12

就活体験記【東京】④

皆さん、こんにちは!
東京事務所 入所1年目 成田 さくら です。
私は大学3年時に論文式試験に合格し、現在は大学へ通いながら学生非常勤として働いています。 

はじめに


皆さん、論文式試験お疲れ様でした!

「学習した成果を発揮できた!」
「思うように答案用紙が埋まらなかった…」

など、
試験を終えて皆さんそれぞれの感想を抱いているのではないでしょうか。

長いようであっという間に過ぎた1年間、
皆さん一人ひとりが試験に向けて努力の日々を送ってこられたと思います。
まずはこの1年間を駆け抜け、試験を終えた自分に「よく頑張った!」と褒めて欲しいです。

さて、
試験が終わってから合格発表までの約3か月間は、皆さんにとって就職活動期間となります。

この期間中、各法人で開催されるイベントに参加したり、実際に働いている人に話を聞いたりしていく中で、それぞれの監査法人の特徴や魅力など情報収集されていると思います。

そして、皆さんがこのブログを読まれている頃には、就職活動も終盤戦に突入されているかと思います。

どのような会社の監査がしたいか?どのような業務に従事したいのか?どのような働き方を望むか?
様々な判断基準が存在する一方、試験勉強中は目の前の試験に集中しなければならなかったため、そもそも会計士の独占業務である『監査』について具体的にどのような仕事なのかイメージがつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか?(実際に私がそうでした)

また、皆さんの多くが就職先に選ばれるであろう『監査法人』についても、それぞれの監査法人に強みや弱みがあり、差別化することが難しいと感じる方も多いと思います。

そこで今回は、
皆さんの就職活動のお役に立てるよう、以下の内容をお話していきます!

  1. 入所の決め手
  2. 実際に働いてみて

皆さんの法人選びの一助となれば、嬉しい限りです。


入所の決め手


私の就職活動


冒頭で自己紹介したとおり、私は大学3年時の8月に論文式試験を受験し、同年12月から太陽に入所しており、学生非常勤として働いています。

私の就職活動の特徴として、大手の監査法人に対して強い憧れなどは抱いていなかったことから、最初から準大手・中小監査法人に絞るような形で就職活動を行っていた点が、他の就活生と少し異なると思います。

就職活動の方法としては、就活期間中に少々多忙だったこともあり、複数の監査法人が合同で行う就活イベントや各法人の説明会を中心に参加していました。対面のイベントには全く参加できなかったため、様々な法人のリクルートパンフレットを片端から入手して各法人のホームページにアクセスし、リクルートのマイページ登録をしました。
そして、ホームページを見て特に興味を持った法人やマイページ登録に反応してアプローチをいただいた法人を対象に、リクルーターと会って個別相談を受けました。

それぞれの法人で、リクルーターから法人の特徴・魅力などについて説明を聞いたり、個別にオフィスツアーをしてもらい、事務所内の雰囲気を感じたりすることができました。また、私が女性ということもあり、事務所で働く女性会計士の先輩とお話する場を設けてくださるなど、法人を選ぶ際に必要な情報を十分に得ることができました。

最終的に太陽への入所を決断しましたが、
3つの準大手・中小監査法人の面接を受け、内定をいただいていました。 

太陽の規模感


私が大手監査法人ではなく準大手・中小監査法人に絞った理由は、「大手の規模感が自分に合わない」と感じたことが大きいです。

大手と太陽、そして中小それぞれの監査法人の規模感について比較してみると…
太陽で働いている人員の規模としては、常勤・非常勤を合わせて1,190人(2023年3月末現在)です。


対して、大手4法人においては、上位3社が6,000人前後、1社が3,000人弱であり、業界で5番手に位置する太陽は、大手監査法人とは異なる規模感となっています。

また、準大手・中小監査法人と比較してみると、人員数が業界で6番手となる監査法人が400人弱であることから、太陽は監査業界では唯一無二の規模感であることが分かります。


私は、大手の規模感に圧倒されていたことや、私自身として競争社会に身を置くことに向かないと感じたことがあり、大手を選択肢としてあまり考えず就活を行うことにしました。

クライアント数


さらに、クライアント数にも着目してみます。
現在、太陽が監査を提供しているクライアントは1,124社(2023年3月末現在)となっています。


大手監査法人とは大きく離れているものの、
上場企業のクライアント数だけで見ると、太陽は業界で4番手に位置しています。

準大手・中小監査法人と比較してみても、業界6番手の監査法人が100社弱であることから、太陽は他の準大手・中小監査法人の約3倍ものクライアントを有していることが分かります。


私が太陽に入所を決めた理由の1つは、これらの数字からも分かるとおり大きすぎず、小さすぎない」太陽の独特な存在感に魅力を感じたからです!

女性職員としての働きやすさ


皆さんは、会計士業界における女性会計士の割合をご存じでしょうか?
日本公認会計士協会の『女性会計士活躍推進協議会』によると、2022年12月末現在で日本公認会計士協会に登録している会員・準会員のうち、女性の割合は16.1%となっています。

⇩⇩⇩詳細はコチラ⇩⇩⇩
女性会計士活躍促進協議会 活動のご紹介

太陽も、女性会計士の割合が2割近くとなっています。
割合としては少ないですが、
太陽では、女性職員が個人のキャリアや働き方を実現するために多数の支援制度が整えられています!


特に、女性の育児休業取得率実績・育児休業取得後の復職率が100%なんです!
(なお、女性に限らず男性職員の育児休業取得者も増加傾向にあり、育児休業取得後も在宅勤務・時短勤務・残業制限など、様々な働き方を選択することが可能なため、働きながら子育てができる制度が整っています。)

また、
太陽独自の取り組みとして『Women in Business』というものがあります。

これは、女性職員の活躍を支援する取り組みとして発足された、職階や年次を超えて女性会計士同士が交流できる場となっています。
職階・年次に関係なくフラットな関係性を築きやすい環境である点も太陽の魅力ですが、一方で、女性会計士の割合が低いことから「他の女性会計士と会う機会が少ない」という女性職員の声を聴き、この取り組みが発足されました。
女性特有の悩みなどを気軽に相談できる知り合いを作る場として重宝され、女性が働きやすい環境づくりに一役買っています!

こうした太陽の制度や取り組みは、これからの自分のライフイベントを太陽で迎えることを考える際に非常に心強く、10年先も太陽で働いている自分を前向きにイメージできたため、入所を決めた理由の1つとなりました。

実際に働いてみて


経験した業務内容


ここからは、私がこれまで実際に経験した業務内容について、簡単にお話しします!
入所してから6ヶ月間の私の業務内容は、以下のとおりです。


私は学生非常勤ということもあり、なかなか連続して勤務できる日を取ることができませんでした。
そのため、アサイン(業務への配員)担当や主査の配慮もあり、多くのクライアントの業務を同時並行でするのではなく、メインで携わるクライアントを絞って業務ができるようにしてもらえました。(感謝です…!)

とは言え、
数日間のスポット関与も含め、約6ヵ月間で10社弱のクライアントの業務に携わることができました。

業種としては、小売業や製造業、ファンドなどの金融業やIT企業まで、様々な業種のクライアントに関与してきました。また、監査の種類も、金商法監査・会社法監査からIPO業務、さらには、ほんの少しですが国際業務という形で関与する機会もありました。

ここで注目すべきポイントは、
“1年目から” IPO業務に携わっている点です!

太陽では、ほとんどの新人スタッフが1年目からIPO業務に関与しています。
そして、1~3年目の間は「IPO業務に関与しつつ、その他あらゆるクライアントを同時並行で経験する」ことができる点が、特徴の一つです。
このIPO業務から得られる経験と上場企業の監査などから得られる経験が相互に影響しあうことによるシナジー効果が、自身を大きく成長させるアドバンテージになっていると感じています。


このIPO業務は太陽の強みの一つであり、2022年度の太陽のIPO実績は16件/91件として業界第2位タイに位置しており、堅調に実績数を伸ばしています!

部門レスの組織体制


前段では、
関与したクライアントの業種・監査の種類について紹介しましたが、多岐に渡っていたと思います。

その理由として、太陽の特徴である『部門レス』があります。

大手監査法人では、クライアント数が多い&クライアント規模が大きい&職員数が多いので、効率的に業務を行うため、部門別に業務が区切られた組織体制となっています。そのため、基本的には自分が所属する部門の業務に携わることとなり、部門を自由に異動することは難しいと思います。


この点、太陽はご存じのとおり組織を業種別に分けていないため、どのグループに所属していても、多様な業務を同時期に実施できる組織体制となっています。
太陽に限らず、準大手・中小監査法人はこの組織体制が多いですが、規模によっては「希望業務のクライアントがそもそも少なく、希望しても関与できないかもしれない」という可能性があります。
この点、太陽は業界5番手としてクライアント数は豊富に有しているため、自分の興味があることに関与できるチャンスがあり触れていると言えます!

また、一言に監査と言っても、
「どの分野に興味があるのか、どのような企業の監査に携わりたいのか明確になっていない」
という方もいらっしゃると思います。

私も就職活動のときは金融に少し興味があるくらいで、入所してからハッキリと「どんな業務に関与したいか」というイメージは持っていませんでした。

例えば、大手監査法人ですと、
入所時に事業部を決めなければならないため、私のように具体的に携わりたい業務が明確でない人にとって、その選択は少々ハードルが高いものになります。

しかし、部門レスな太陽では、
実際に働いて様々な業務に携わりながら自分の興味・関心のある分野を見つけ、多種多様な業務を通じて得られた経験から、大きく成長することができます。
これが大きな魅力であり、私が太陽に入所することを決めた最大の理由もココにあります。

会計士として成長していく方向性、選択肢がたくさんあることは、太陽の大きな強みです!

学生非常勤としての働き方


私は学生非常勤として働いていますが、その働き方は非常に自由なものとなっています。

現在は大学4年生で、
大学の講義は週3程度で通っているため、大学の講義がない残りは週2日を勤務可能日としています。

しかし、音楽系のサークル(ほぼ部活です…苦笑)に所属しており、週2日の練習日と毎週末の演奏会を主な活動としています。さらに6月、11月に定期演奏会がある関係で5月、10月は毎日練習があり、仕事との両立が難しくなっています。

そのため、
5月(監査法人は繁忙期です!)に全日程で勤務が難しい旨を伝えると、5月はお休みで対応していただきました。

その他の勤務日についても可能な限り私の希望を叶える形でアサインしてもらえており、
学生非常勤として大学と無理なく両立して働くことができています!

このように、在学中の就職を考えている方にとっても太陽はとても働きやすい法人です!


さいごに


最終的にどの法人に就職するかは、多くの就活生が悩むことだと思いますが、
このブログが何かしらのヒントになれば嬉しい限りです。
太陽のように魅力あふれる監査法人があることは、覚えておいてほしいです!

皆さんの就職活動が上手くいくことを強く願っています!