こんにちは!
札幌事務所 スタッフ2年目の 渡邊瑞雄(わたなべ みずお)です。
論文式試験、大変お疲れ様でした!
この記事で札幌事務所の魅力を余すことなく紹介して、
- 太陽監査法人よさそうだな!
- 地区事務所に勤務するのもいいかも!
と皆さんに思わせてみせます!
私の紹介
現在29歳で出身は神奈川県です。
大学卒業後、医療系コンサルティング会社の札幌支店に配属、縁あって今も札幌に住み続けています。
短答式試験の受験回数は3回。
1回目の受験時にコンサルティング会社を退職、2回目の不合格時に前職の税理士法人に就職したので、太陽監査法人で3社目になります。
論文式試験は働きながらの挑戦でした。
私生活の全てを投げ打って勉強していたので、昨年は恐れ多くも『日本一勉強をしていた社会人』と勝手に名乗っていました。
(そろそろ次世代の方にこの称号を譲り渡したいと思っているので、「我こそは」という方がいらっしゃれば、ぜひ札幌事務所に来ていただけると嬉しいです!)
公認会計士を目指した理由は1社目の苦い経験にあります。
具体的な仕事の内容は『個人経営クリニックのM&A』に関するコンサルティングで、クリニックの『のれん』の価値を算定する業務をする機会があり、なんとか『のれん』の算定資料を作り上げたものの…、正直ロジックが理解できず、うまく説明できませんでした。
このとき、
「自分の中に判断の根拠となる専門的な会計・税務的な知識が欲しい」
と思ったことがきっかけです。
私は、
根拠に基づいて判断できる人が専門家だと考えています。
就職活動でも、
自分なりの根拠・軸をもってどの法人に行くべきか判断し、行動することを意識していました。
札幌事務所の紹介
札幌事務所のメンバーは、少数精鋭です!

順調に拡大しながらも、まだお互いの顔は十分に見える、纏まりがある規模感となっています。
年齢層は、20代が30%、30代が30%、40代以上が30%となっています!
年齢に偏りのない構成となっており、皆さんがどのようなバックグランドを持っていても、居心地が悪いということは絶対にないのでご安心ください!
次に札幌事務所のクライアントですが、下記のようになっています。

この1年で、
IPOの案件が2件(その他区分からIPOへの変更1件を含む)、会社法が1件増加しました。
この規模ながら、上場企業、IPO、会社法、国立大学法人を含むパブリックなど、多様なクライアントに携わることができます。
クライアントごとに一応のチームは組成しますが、事務所全体として監査にあたっている意識ですので、全てのクライアントに何らかの形で携わることになります。
また、
太陽監査法人はIPOが全国的に光っています!
下の図のとおり、人数の規模感では大手監査法人にまだまだ追いつけていませんが、その人数の差に反して、IPOの実績数は現在、全監査法人中2位です。ことIPOに関して言えば、最も関与できる法人であることは間違いありません。

札幌事務所でも、上記のとおりIPOクライアントを3社持っていますので、確実に皆さんはIPO業務に関与することができます。
続いて、オフィスの紹介です。
札幌事務所は、大通駅最寄りの札幌ノースプラザビル7階で、会計士協会の研修場所はすぐ上の階ですので、事務所から補習所までの移動時間は、なんと30秒です!

以上で、私と札幌事務所の紹介は終わりです。
次は、私がどのような軸をもって就職活動をしたのか説明します!
札幌事務所を選んだ理由
私は、
法人 会社選びの軸を『職場の人間関係・労働環境 』 と決めていました。
これは前職2社の経験から、『職場の人間関係・労働環境』が仕事の楽しさ、やりがい、引いては仕事の品質にまでも大きく影響すると考えたからです。
具体的には、
- 上司が尊敬できる人であるか人である(相性がいいかか)
- 事務所内の雰囲気が良好であるか(働きやすさ)
- 業務量は適正であるか
の3点を重視して就職活動を行いました。
1. 上司が尊敬できる人であるか(相性がいいか)
監査法人での仕事は、マニュアルやツールは整っているものの、やはり一緒に仕事をする上席者の影響は強いです。
特に、専門家としての基礎を固める最初の3年間に一緒に仕事をする上席者が重要と感じました。
そのため、自分と接する頻度が多いであろう主査や部門長のひととなりを、自分なりの尺度で計ることが大事だと考えました。
私は、所長と主査とZOOM込みで3回面談を行い、彼らの価値観についてグリグリ深掘りしてみました。
今思えば「お前が面接官か」と言われそうですが、幸いにも快く応対してもらい、3回の面談を経て札幌事務所長と主査の仕事に関する考え方に共感・納得できたため、この点は大丈夫だと判断しました。
2. 事務所の雰囲気が良好であるか(働きやすさ)
職場の人間関係が良いと、仕事自体も楽しく感じやすいものです。
私は前職の経験上、
関係性が良い少人数の職場 > 大規模で周りの人と関係性が良い職場 > 大規模で周りの人と関係性が良くない職場 > 少人数で関係性が良くない職場
の順番で働きやすいと考えたので、少人数の職場を志向していました。
少人数の職場は関係性のよしあしで働きやすさが大きく左右されるため、『職場の雰囲気』は重要な判断軸でした。
具体的には、
上席者の人柄+客観的な離職数の2点を見ました。
札幌事務所は、面談を通して特に人柄に違和感がなかったこと、また、そのときの直近の離職者数等の客観的な情報から、職場の雰囲気に特に問題がないと判断しました。
では、実際の職場の雰囲気は…
「いいです!」

このあと今年の写真も出てきます
…と、自信をもって言えますが、
中の人の私が言っても信憑性に欠けますので、ぜひ面談の際に何人かと直接話してみてください。
オフィス見学も合わせれば、より空気は伝わると思います!
3. 業務量は適正であるか
私にとっては、
「業務が忙しすぎる」と以下の弊害が出てくると考えていたため、業務量は非常に大事な要素でした。
- 業務を終わらせることが目的となり、趣旨や背景の考察、関係する基準の深掘りなど、監査人の仕事の醍醐味を感じる機会が減る可能性がある。
- 勉強の時間、趣味の時間、家族の時間など、余白の時間がなくなる可能性がある。
- 自分が上席者や先輩にかまってもらえなくなる…!
特に3点目は、自分の偽らざる本心でした。
先輩に色々教えてほしいのですが、時間に余裕がないと質疑に丁寧に対応し続けることは困難でしょう。
その点、札幌事務所の残業時間を深堀りしていったところ、「とても忙しい」という状態ではなかったので、こちらの基準でも問題ないと判断しました。
逆に、
「私はもっと仕事がしたい!」と思う人もいるでしょう。
安心してください!
札幌事務所は東京事務所と一体運営していますので、手を上げれば、いくらでも仕事の機会は提供できます。

以上から、
私は太陽の札幌事務所が最も自分に合うと確信していました。
ただ、心の中に拭い去れない一つの葛藤が…。
それは、
「Big4へ就職しなくてもよいのか」というものでした。
この漠然とした葛藤を払拭し、専門家として根拠をもって判断を行うために、私はBig4に感じる安心感とは?それは太陽監査法人にないのか?を整理・検討することを試みました。
法人としての安定性
最初に考えたのはコレでした。
極端に言えば、法人が規模縮小or倒産となり、路頭に迷わないかという不安です。
この点については、
- 収益の大部分が『監査という独占業務』であり、需要がなくなることは想定されない
- 非常勤も含めると1,100人、上場企業監査数も330社を超えており、規模に起因する安定性は問題ない(2023/3時点)
- 札幌事務所は小規模だが東京事務所と一体運営をしており、業績不振等による札幌事務所閉鎖の可能性はない
と考え、安定性については問題ないと判断しました。
個人としての待遇・給料
1年目の初任給に関しては他法人と同列です。
入所後に他の監査法人に就職した同期と比べて悔しい思いをすることは基本的にありません。
また、入所後の監査法人内での昇格・昇給の可能性も重要です。
この点は、太陽監査法人は成長中の法人であり、成長に比例して上位ポジション自体の増加が想定されるため、給料×昇進確率で考えた通算の収入期待値は高いと判断しました。

経験の幅
現時点においては、売上高数兆円規模のメガクライアントや、生命保険業など特定の業種のクライアントはありません。
この本質的なデメリットは、次のようにまとめられると考えました。
1. 高度で難解な論点に触れる機会がない?
下記表のとおり、
業種分布は幅広く、伝統的な製造業からグローバル展開している大企業、最先端のITベンチャー企業など、主要な産業はほぼ網羅しています。

また、
メガはないものの売上高数千億円規模の会社は多数あり、大企業ならではの監査経験もできます。(ただ、大企業でしか触れられない論点は実はあまりないのですが…)
ちなみに、私には「~の会計基準に精通したい」という具体的なビジョンはなかったので、この点に関しては特に問題に感じませんでした。
2.ブランド力
恥ずかしい話、私はキャリア的にうまくいっていない数年間(退職と受験勉強の失敗の数年間)を過ごしていたので、ブランド力のある有名企業に入り、周りを見返したいという思いが多少なりともありました。
しかし、改めて我に返ると、
「ブランド力のある法人に入所しただけで自身の価値が高まった」わけではなく、大事なのは「自分が何を見、聞き、体験し、それを自身の価値に還元できるか」であり、そのために最適な環境を選ぶことこそが、重要なのだと思い直しました。
ただ、ブランド力の観点でも太陽監査法人は日本国内でも有数の会計事務所で、提携しているグラントソントンは世界的に有名なグローバルファームであり、監査業界における存在感は決して他事務所に引けを取るものではありません。
逆説的ではありますが、この点に関しても客観的な数値を検討した結果、周りに誇れる事務所だと判断したため、葛藤は解消しました。

3.BIG4出身の方が市場で評価されるのでは?
会計士のキャリア選択の幅は無限大です。
監査法人で上り詰めるもよし、他の業界に飛び込むもよし、独立開業するもよし。
私自身は現時点でキャリアを決めていませんが、
『仮に将来独立開業するとしたらシミュレーション』をしてみました。
税理士事務所として独立するとしたら…
市場で求められる可能性が高いのは中小~中堅企業向けの税務業務であり、むしろベンチャー企業や中小~中堅企業を幅広く監査できる経験は役に立つだろうと思いました。
IPO(新規株式公開)支援や内部統制コンサルティングで独立するとしたら…
太陽監査法人はIPOクライアントが多くIPO市場でも存在感を増しているため、業務経験や知見の習得に最適な環境があると思いました。
将来どのようなキャリア形成を選択するにせよ、
幅広い業務経験を積める環境はプラスになると確信したため、この点も解消しました。
4.働く環境
一般的に、大企業の方が働く環境は整っているという感覚があると思いますが…
太陽監査法人にも、リモートワークの仕組みやそれぞれの家庭環境・個人事情に応じた柔軟な働き方の制度が整っています。
実際に、札幌事務所では基本的に各自の判断でリモートワークと出社を使い分けていますので、具体的な考慮事項があれば、面談でぜひご相談ください。
以上から、
私自身としては「BIG4でなければいけない」理由は思った以上になかったと判断し、納得して太陽監査法人の札幌事務所に入所しました。
札幌事務所に入所してみて
私は前述のとおり、
就職活動の軸を『職場の人間関係・労働環境』と決めていました。
ここからは、去年の私の判断が果たして正解だったのか説明します。
繰り返しになってしまいますが、私は、
- 上司が尊敬できる人であるか(相性がいいか)
- 事務所の雰囲気が良好であるか(働きやすさ)
- 業務量は適正であるか
の3点を重視して就職活動を行っていました。
1. 上司が尊敬できる人であるか(相性がいいか)
実際に入所してみて、全く不満はありません。
現在、札幌事務所では現場のチームリーダーを行う主査と呼ばれる役割が2名います。
それぞれ調書の重視するポイントや視点が異なるので、すごく勉強になり、尊敬のできる上司であると私が保証します!
視点が異なる主査と仕事をすると、様々な角度から監査というものを学ぶことができ、個人の成長環境として非常に優れているように感じます。
リクルートは札幌事務所総動員で行いますので、
ぜひこれら2名の主査を含め、札幌事務所のメンバーとの相性を見極めにきてください!
2.事務所の雰囲気が良好であるか(働きやすさ)
こちらも、非常に良い雰囲気だと感じています!

来年も行く気マンマンです
やはり、全員の顔が見える範囲で働くというのは、私の性分に合っていたみたいです。また、その規模感ゆえに自分の主張が事務所の職員全員に伝わりやすいということもあり、「言いたいことがあるけど言えない…」といった状況に直面することなく過ごすことができています。
また、事務所の規模が10人規模なので、家庭の事情や各個人が置かれた状況を考慮しながら仕事を進められていると感じています。
さらに、
札幌事務所はとてもリモートワークに適しています。
リモートワークにはメリット・デメリットありますが、メンバー同士の信頼関係が十分に構築されていれば、メリットがデメリットを上回ります。札幌事務所は少人数であるがゆえ、信頼関係を深めやすいため、リモートワークのメリットを最大限に享受できる環境となっています。
一方で、
監査品質を保つためには、現場での往査を含む直接コミュニケーションも欠かせません。
「リモートでできることはリモートで、往査でしかできないことは往査で」
このような価値観が浸透していますので、
心理的にもリモートワークを推奨する雰囲気が事務所にあります。
リモートワークも含めて、働き方に関しては柔軟に対応可能です。
ぜひ、ご相談ください!
3.業務量は適正であるか
繁忙期、1年目は月に20時間ほど残業していましたが、2年目は60時間以上の残業をしました。
この点に関しては、
私も2年目になり、チームメンバーとして一定の役割を期待され始めたことが理由だと思います。比較的難易度の高い科目調書を担当し、心証が得られるまで責任をもって相手の担当者とコミュニケーションを行うことができ、とてもいい経験になったと感じています。
4月後半~6月までの繁忙期以外は、基本的に20時間以内の残業に収まっているので、年中忙しい!という感じでは全然ないです。
札幌事務所は主査が2人なので、事務所やチャットなどで話し合って流動的に調整が可能です。
「○○の仕事が厳しいから、来週の△△の仕事はやらずに、引き続き○○の業務をやる」といったような感じです。
そのため、
仕事を独りで抱え込んでしまって精神的に追い詰められることはありません。(事実、私も今期は最終的に他の人にカバーしてもらえた業務が結構ありました)
その他、私事ですが今年に入って子供が生まれました。事務所の方の理解もあり、リモートワークも組み合わせて育児にも比較的参加できている環境です。
こういった経験を踏まえて、札幌事務所の業務量は適正水準だと感じています!
現在の業務内容について
この一年で、
IPOのクライアント3社、国立大学法人の監査、上場企業の監査に関わりました。
この記事を執筆している今では、そのうち1社でクライアントとの日程調整や各種資料の作成、四半期レビューの仕切りなどの業務が割り振られ、社内的には主査のような形で運用が始まりました。スタッフのアサイン確保の相談等、クライアントにも法人内部にも迷惑をかけないように、頑張っている最中です。
この経験を通して、主査というのは、
一時的に大量発生した仕事に対して優先順位をつけたり、誰かにお願いする内容を切り出したりと、業務としての形を整えていく必要があることに気が付きました。
いつも私に降りてくる業務は、このような主査の下準備があってこそストレスなく進められていることに気付けたのは、とてもいい経験になりました。
また、
IPO業務では、とにかくヒアリング・整理を深く学べました。
実際に会社がどのような流れで商売をしているのか、現状どの程度の内部統制が運用されているのか、などを理解し、
「この辺はもう少し内部統制を整理した方が望ましい」
「採用している会計方針について、社内で文書化を進めてほしい」
といったことを指導していました。
業務の流れの把握や内部統制の理解は、
- ヒアリング時に言葉や単語の定義を正確に理解し
- 業務担当者が当然だと思っていて説明されない前提を漏れなく聞き取り
- それらをその場で理解し調書にまとめ、理解に間違いが無いか確認する
といったように、
正確なコミュニケーションをとる経験を積むことができました。
国立大学法人の監査は、正直な話、1年目は大学が行っている事業概要の理解や国立大学法人独特の会計基準を自分の中に馴染ませるだけで精一杯でしたが、営利法人と異なる概念から成り立つ監査を経験できて、得られるものが多かったと思います。
今後も理解を深め、国立大学法人の会計について勘所をつかんでいきたいと思います。
入所して2年目になりますが、
上記の経験を通じて「現場力が少しずつ付いてきているな」と感じています。
札幌事務所のクライアントは中堅、小規模が多く、その意味では、クライアントのビジネスの全容を理解しやすくなっています。
そのため、継続してアサインされているクライアントについては、実際の業務の流れや会社の抱える課題、季節ごとの数値の増減の傾向など、理解が深まってきているのを感じています。
それに伴い、現場でヒアリングしたことが様々な情報と有機的につながり、「あれ、この話って、あそこの論点にもつながるのでは?」と思考が一歩先に進む機会が、1年前に比べて格段に増えた感覚があります。
この感覚は、万遍なく調書や業務を担当していないと育まれない感覚かと思います。札幌事務所で働くことで、監査の全体像を把握し、監査の最初から最後まで一通り自分でこなすことができる経験が、早く積めそうだと感じています。
さいごに
入所より1年が経ちましたが、
昨年の決断は間違っていなかったと思っています。
皆さんも様々な情報を手に入れて、自分なりの監査法人を選ぶ『軸』を持つことをお勧めします!
プロの専門家として重要なことは『根拠に基づいて自分自身で判断を行うこと』だと思います。判断に当たり、自分で「この情報が足らない」という部分を明確化しておけば、就職活動は実りのあるものになると思います。
もちろん、札幌事務所の門戸はいつでも開いていますので、気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください!
・E-mail:saiyo_sapporo@jp.gt.com(採用アドレス)
mizuo.watanabe@jp.gt.com(私のアドレスです。こちらにもお気軽にメールください!)
・電話 :011-596-9351
札幌事務所では、
論文式試験後の8/24(木)、25(金)、28(月)、8/29(火)を皮切りに、オフィスツアーや個別相談会の開催を予定していますので、ぜひ遊びに来てください!
個別面談は何回でも受けに来ても大丈夫です!
私も就職活動のときは3回面談しているので、気兼ねなくお尋ねください!
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
札幌事務所は、あなたをお待ちしています!!