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2023.08.24

就活体験記【北陸】

皆さん、こんにちは!
北陸事務所 入所3年目 スタッフの 佐藤 駿 です。

私は令和2年度の論文式試験に合格し、太陽の北陸事務所に入所しました。
まだまだ未熟ではありますが、金商法監査、会社法監査、金融機関の監査やIPO業務と幅広く経験し、日々成長を感じています!

はじめに


皆さん、論文式試験、本当に本当にお疲れ様でした!
合格発表までの期間、不安な気持ちになるときもあるかと思いますが、まずはゆっくりと休んでください。そして、このブログを気楽に読んでいただけると嬉しいです。

今回は、皆さんの就職活動に少しでも役立つ情報をお伝えできればと思い、以下の2つの内容についてお話ししたいと思います。

1,法人選びのポイントについて
2.北陸事務所の魅力


法人選びのポイントについて


突然ですが、皆さんは
どんな監査法人で働きたいでしょうか?

「そう言われても、試験も終わったばかりで、そんなことまで考えてないよ…」と思われるのではないでしょうか?私はそうでした!(笑)

そんな中、各監査法人のリクルートイベントが始まり、皆さんは限られた時間の中で、自らの会計士としてのキャリアをスタートさせる監査法人を選ばなくてはなりません。

そこで、
私が実際に監査法人で働く中で感じていることを踏まえて、私の主観ではありますが、監査法人選びではここが大事だ!と考えるポイントを4つお伝えしたいと思います。

①     職場の雰囲気


まずは職場の雰囲気です。
これが最も大事だと言っても過言ではないと思います!

皆さんも監査論で学習しているように、監査はチームで行う業務です。
実際にチームメンバーとコミュニケーションを取る機会は本当に多いですし、特に入所1年目は先輩に教えてもらうことが多いと思います。

また、監査手続の1つとして『質問』という手続がありますが、これは実務で本当に重要な手続です。
監査現場ではクライアントの担当者にたくさん『質問』をすることがあります。

この点、みんなが発言しやすいような職場の雰囲気であれば、気軽にチームメンバーとコミュニケーションを取ることができるため、様々な情報を共有することができます。
また、監査現場の雰囲気が良ければクライアントの方への質問もしやすくなりますし、クライアントの方も丁寧に対応してくださるなど、より監査に協力的になってくれます。

このように、
職場の雰囲気は『効果的かつ効率的』な監査を実施するうえで、非常に重要です!
皆さんも法人選びの際には、自分が実際に働いている姿をイメージしながら、「その法人の雰囲気が自分にあっているか?」という点を1つのポイントにしてみるといいと思います。

②     クライアントの規模感


クライアントの規模感についても、法人選びのポイントになってくると思います。

「誰もが知っている有名な大企業の監査がやってみたい!」という方もいらっしゃると思いますが、「会社の規模が大きすぎると、全体感が掴みにくい…」といった話もよく聞きます。

確かに、私が実際に働く中で、ビッグ・クライアントの監査では会社の全体像が掴みにくいと感じることがあります。
自分の担当科目のこと以外、会社のことをなにもわかっていない…ということもありました(汗)

しかし、
企業結合会計や外貨換算会計、ヘッジ会計などの様々な論点に触れる機会は、やはりビッグ・クライアントの監査の方が多いと感じます。

反対に、
規模の大きすぎないクライアントの監査では、若い年次のうちから会社の全体像を意識した監査ができるように感じます。
また、特定の担当者の方と話す機会も増えますし、会社の方から質問や相談を受ける機会も多く、成長機会は多いように思います。

就職活動の時点において、監査法人や特定の事務所が受け持つクライアントについて入手できる情報は限られてきますが、
法人説明会などでリクルートの担当者に「こんな経験がしてみたいです」といった相談をしてみると、その監査法人・事務所で経験できるクライアントの規模感を知るきっかけになるのではないでしょうか。

③職場の規模感


職場となる事務所の規模感も大事な要素です。

規模の大きい事務所であれば、同期の数も多く、仕事のことのみならず補習所のことなどについても、同期同士で相談できる機会は増えると思います。

規模の大きすぎない事務所は、全員と普段から会話できるような規模感のため、同期だけでなく、パートナーやマネジャーの方との距離が近く、質問や相談などをしやすくなります。
どの監査チームであってもよく知っているメンバーばかりなので、非常に働きやすいと思います。

こうした事務所の規模感について知るには、実際に事務所へ足を運んでみることが大切です。
(職場の雰囲気を知る上でも大事なことです!)

最近ではリモート説明会なども多くなっていると思いますが、リモートで得られる情報は限られるので、自分が気になった事務所には、ぜひ一度、足を運んでみることを強くオススメします!!!

④経験できる業務の幅


経験できる業務の幅については、会計士としてのキャリアをスタートさせる上で、皆さんも意識しているのではないでしょうか。

東京の大手監査法人での勤務を希望される方は、どの事業部で働きたいのかを考えることが必要になってくると思いますが、地区事務所の勤務であれば、基本的にどの法人も部門レスになっていることが多いです。
(ちなみに太陽は地区事務所のみならず、東京事務所も部門レスとなっており、これは太陽の大きな特徴のひとつです!)

私は地区事務所の勤務なので、一般事業会社の監査の他に金融機関の監査やIPO業務も経験していますが、やはり幅広い業務を経験することは、会計士としての成長につながっていると感じています。
このため、経験できる業務の幅を広げるという意味で、地区事務所を選択肢の1つに入れるということはアリだと思います!

また、一般事業会社の監査の中でも、様々な業種の監査に関与できることは重要だと思います。
説明会などでリクルートの担当者に「どういった業種の会社の監査に関与できるか?」聞いてみると良いのではないでしょうか。

北陸事務所の魅力


次は、先ほどの4つのポイントに沿って、
『北陸事務所の魅力』を皆さんにお伝えします。

①   職場の雰囲気


太陽の北陸事務所の職場の雰囲気は、最高です!

優しい先輩ばかりで、仕事で行き詰ったときなどに質問や相談をすると、どの先輩も自分の仕事の手をとめて、とても丁寧に対応してくれます。
教え方についても、ただ答えを教えてくれるだけでなく、自ら解決できるように導いてもらえることが多いため、問題を解決するためのアプローチを学ぶことができますし、解決できたときの喜びも感じることができています。

そして、どの監査チームの現場もみんなが発言しやすい雰囲気があるため、クライアントへも『質問』しやすいですし、チームメンバー同士の会話の中から自分の仕事に対するヒントが得られることもたくさんあります。

また、
メンバーそれぞれがプロフェッショナルとして互いに尊重しあえる雰囲気があります。
職階に関係なく、会計上の論点について頻繁に意見交換が行われており、お互いに高めあっていることを感じられます。

私自身、入所1年目から上司や先輩に「この取引についてはどう会計処理すべきだと思いますか?」といった質問をされることも多く、1年目からプロフェッショナルとしてのやりがいを実感できました。

このように、職場の雰囲気は北陸事務所の一番の魅力だと思います。
みんなが積極的にコミュニケーションを取り合い、高めあっている環境だからこそ、監査の品質も非常に高いのではないかと思っています。

②   クライアントの規模感


地区事務所は主に中規模のクライアントが多い特徴がある中で、私は北陸事務所で幅広い規模のクライアントの監査に携われており、様々な経験ができていると感じています。

あるクライアントの監査では、会社規模もそれほど大きくなく、若い年次のうちから様々な科目の検討を任せてもらっており、財務諸表全体を俯瞰した監査を意識して手続を実施できています。
また、そのようなクライアントでは、若い年次でも会社の方からの相談を受けることも多く、非常にやりがいがありますし、成長につながっていると感じています。

その一方、いわゆるビッグ・クライアントの監査にも関与しており、連結子会社が100社を超え、在外子会社も複数あるような会社の連結手続の検討も経験しています。
また、会社規模が大きいとそれだけ多くの論点が存在するため、会計士試験でも勉強してこなかったような細かな規定に触れる機会も多く、とても勉強になっています。

③   事務所の規模感


北陸事務所は、石川、富山、福井の3拠点合わせて、常勤職員が32名です。だいたい高校の1クラスの人数といったところでしょうか。

そういった規模感なので、
パートナーやマネジャーとの距離が本当に近いです!

私自身、パートナーやマネジャーの方に直接仕事を教わる機会がたくさんありますし、仕事のことのみならず、補習所のことや、プライベートのこともたくさん相談にのってもらっています(笑)

また、違う監査チームでも同じ主査の方や先輩と一緒になることも多くあるので、
「あっちの監査チームではあの科目を担当していたから、こっちではこの科目をやってみようか。」とか、「色々なクライアントでこの科目を経験してみましょう!」といった具合で、幅広く経験して成長できるように仕事を調整してもらえたりもします。

このように、
事務所全体が見渡せる規模ならではの『上司や先輩がいつも見守って育ててくれる環境』は、北陸事務所の魅力だと思っています。

④   経験できる業務の幅


私は現在、製造業、鉄道事業、小売業、飲食業、商社、テレビ局などの金商法・会社法監査の他に、金融機関の監査、IPO業務にも関与していますが、
幅広い業務に関与できることで学びが多く、本当に楽しく仕事ができています!

例えば、
最近は『売上高』の検討を色々な会社で経験しましたが、『収益認識に関する会計基準』の適用については、業種によって影響の受け方が全然違います。
様々な業種を経験していることで、収益認識に関する色々な論点に触れることができ、基準に対する理解が深まり楽しく仕事ができました!

この経験は、きっと修了考査にも役立つと信じています(笑)

その他にも、金融機関の監査の経験が一般企業の監査に役立つこともたくさんありますし、もちろんその逆もあります。
金融機関には金融機関特有の勘定科目やリスクなどが存在するため、一般企業の監査だけでなく金融機関の監査にも関与することで、会計士としての経験の幅を広げることができていると感じています。

冒頭でも述べたとおり、私は入所して3年目ですが、本当に多くの経験をすることができ、会計士として大きく成長できていると実感しています!

また、
北陸事務所のクライアントは地域に密着したビジネスを営んでいる会社が多いため、幅広い業種に関与することにより、会社同士のビジネスのつながりや地域経済とのつながりを実感できます。
これも北陸事務所の魅力だと思っています。


さいごに


思いがけず長くなってしまいましたが、
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

しかし、まだまだ北陸事務所の魅力については話し足りませんので、このブログを読んで興味を持たれた方は、ぜひ北陸事務所の説明会に参加してみてください。

私のブログを読んでくださった方にお会いできるのを、楽しみにしています!

私も、たくさんたくさん悩んでこの事務所に入所を決めましたが、他の法人・事務所にも、そこにしかない魅力がたくさんあると思います。
法人選びは、皆さんが会計士としてのキャリアをスタートさせる大切な一歩だと思うので、色々な説明会などのイベントに足を運んで、じっくりと考えてみてください。
そのときに、私のブログが少しでも参考になればとても嬉しいです。

皆様の合格を!
そして、悔いのない就職活動ができることを、心よりお祈りしています!